• HOME
  • ブログ
  • 与党 , 政治ニュース
  • 習近平国家主席の国賓来日を巡り「礼儀を尽くすべき」と主張する石破茂氏、民主党政権時には民主党の対中外交を非難!まるで別人!総理になる為に魂を売った石破氏

習近平国家主席の国賓来日を巡り「礼儀を尽くすべき」と主張する石破茂氏、民主党政権時には民主党の対中外交を非難!まるで別人!総理になる為に魂を売った石破氏

自民党の石破茂元幹事長が、「ポスト安倍」として駐日中国大使と会談しました。(参考;産経新聞)

会談は中国側の要請で、香港情勢など東アジアの安全保障環境について意見を交わしたようです。

なぜ、中国が石破氏に接触したのだろう?と思いますが、やはり「ポスト安倍」の最有力候補ということと、中国の習近平国家主席の国賓来日を巡り、「中国との関係にどういう影響を与えるかよく考えるべきだ」「礼儀は礼儀としてきちんと尽くさないといけない」と、中国寄りの発言をしたことが大きいと考えます。

中国からしたら、石破氏が日本のトップになれば取り込みやすいと考えるのは、不思議ではありません。

しかし、そんな石破氏も2009年の民主党政権時に、当時の政権を「中国詣で、外交迷走」と、批判していました。

石破氏、民主党政権時の訪中を「高校生の修学旅行のよう」と非難。

当時、石破氏は自身のブログで、小沢一郎氏の中国詣でを「高校生の修学旅行のようで、滑稽を通り越してなにやら悲しくなってくる」と語っています。

「長城計画」とやらで民主党議員が中国国家主席と握手してもらい、喜々としている光景は、高校生の修学旅行のようで、滑稽を通り越してなにやら悲しくなってくるような思いにさせられます。彼らに一票を入れた有権者はあれをどう見ているのか。

「日本の議員なぞ、写真を撮ってやれば大喜び。御しやすいものだ」と思われているに違いない。今回同行しなかった民主党議員はまだ骨があるというべきなのかもしれません。

引用元 石破氏ブログ「中国詣で、外交迷走」

当時の画像を見ても、石破氏の指摘のように、まるで修学旅行のようで、さながら小沢一郎氏は引率の先生といったところでしょうか。

(画像出典元 https://www.youtube.com/watch?v=kuYQ-hsylfM)

この時の石破氏の指摘は、まったくもってその通りで、『「日本の議員なぞ、写真を撮ってやれば大喜び。御しやすいものだ」と思われているに違いない』というように、民主党政権はこのあと、尖閣諸島で中国船が海上保安庁の船に体当たりをしても、中国の圧力に屈し、船長はじめ、船員も釈放するという、とんでもない弱腰外交をやってのけました。

これに対しても、石破氏はブログで、民主党政権と中国政府を非難しています。

 今回の中国漁船による違法・悪質な行為と中国政府の理不尽極まる態度そしてこれに対する日本政府の対応の稚拙さは、非難せざるを得ません。かつて予算委員会で「安全保障を弄ぶ者はそれによって報いを受ける」と指摘したのですが、まさしくその通りになりつつあります。

引用元 石破氏ブログ「尖閣諸島付近での漁船衝突事件」

この時の発言は、まったく正論です。おそらく、現在、石破氏に対して批判的な自民党支持者も、当時の石破氏には、肯定的な意見を持っていた方も多いのではないでしょうか。

それなのに、現在も違法で悪質な行為で、尖閣諸島を脅かしている中国に対して「礼儀は礼儀として~」などと石破氏は言っています。まるで別人のようです。そして民主党への批判のような発言は、二階幹事長には全くしていません。

この変節には驚くばかりです。何があったのでしょう。

石破氏の変節の理由。

冒頭の産経新聞の記事の中に気になる部分があったので抜粋します。

石破氏は世論調査でも将来の首相として支持が高く、中国以外の国々の要人からも注目されているようだ。最近は欧州の複数国の要人から大使館での昼食会に招かれたという。

石破派関係者は「首相になる可能性が高いと分析しているからこそ、人脈を築こうと動いているのだろう」と語っている。

引用元 石破氏に中国が熱い視線 ポスト安倍へ試される外交力

安倍総理の4期目はないと踏む各国要人は、「ポスト安倍」として、石破氏に接触を図っているようです。それは、石破氏にとっても渡りに船で、外交音痴の石破氏には、海外に人脈もほとんどありません。向こうから接触をはかり、親密になるのは、石破氏には願ったりかなったりです。

いざ、総理になっても、なんの人脈もないのでは、韓国の文大統領の二の舞になるのは明らかです。

だから、石破氏は現状では海外と波風は立てたくない。変節してでもいい子ちゃんを演じ、次期総理に備えているのでしょう。

それと、もうひとつ理由があります。それは二階幹事長との関係でしょう。石破氏は前回の自民党総裁選で、人望がないため議員票では圧倒的に敗北しましたが、地方票では安倍総理に迫る人気ぶりを見せました。次回の総裁選で、安倍総理が出ないにしても、このままでは結局、議員票が獲得できないのは明らかです。

では、どうすればいいか?石破氏が目を付けたのが二階派です。二階派といえば、来るもの拒まず、他党を離党した者や、自民党を復党した者が集まり、現在も拡大しています。もちろん石破氏も復党組で、トップの二階幹事長は、自民党に影響力があるのは誰もが知るところです。そして、二階氏は親中議員としても有名で、石破氏は二階派を取り込むために変節したとも考えられます。

昇りつめるためには、手段を選ばないのは結構なことですが、政治家にとって、主張をコロコロ変えるのは、信用問題に関わります。なにより、石破氏のように振舞えば、政治信念に芯がないと同じです。

信念の無い政治家をトップになど、絶対にしてはいけません。国が傾きます。その前に国会議員にもなって欲しくありませんが。

関連記事一覧