野田元首相が代表選について「保守系」が望ましいとのことです。泉代表の扱いを見て立候補する保守系議員がいるでしょうか?
立憲民主党は泉健太代表の任期満了に伴う代表選について9月16日投開票を軸に検討に入ったとのことですが、代表選出馬に慎重な野田佳彦元首相は、次の代表について、「保守系」が望ましいとの考えを示しました。
野田氏以外にも泉代表や枝野幸男前代表の立候補が注目される中、「保守系」と絞ったところが注目されます。
野田氏、代表選について「保守系」が望ましい
野田氏は、代表選について『(次期衆院選では)政治とカネの問題にあきれて自民党から剥落した保守系の無党派層が大票田だ』『そこを視野に入れた考え方を打ち出せる人が(代表に)望ましい』と指摘しました。
つまり、自民から離れた層を、保守系の代表を立てて取り込もうということでしょう。しかし、それは立民が保守系の代表になって共産などの左派政党との関係を解消できるか否かにかかっています。しかも、党内にも左派が多く、発言力もあるようです。まずは立民が生まれ変われるかにかかっているでしょう。泉代表も代表就任当初は共産との関係を白紙にすると表明しても、結局は党内左派に押され、選挙では連携しました。これでは自民を離れた層が支持するとは考え難いですね。むしろ他の保守系野党に流れると考える方が一般的ではないでしょうか。
また、泉代表が主張をコロコロ変えたのも党内左派からの圧力が大きかったのではないでしょうか。挙句の果てには党内左派から何かと批判されていました。
確かに、立民内にも保守系議員は存在しますが、泉代表の扱われ方を見て、保守系議員で立候補する方がいるでしょうか。