首班指名で、維新と国民が立民との連携に否定的です。立民の呼びかけも一本化は困難な見通し




自民党総裁選が佳境に入り、誰が次の総裁になるかに注目が集まっています。

新総裁が決まれば次は国会で首班指名選挙となるのですが、立憲民主党は少数与党に対し、野党がまとまって対峙することを目指しています。

立民は、主要野党の日本維新の会と国民民主党に協議を呼びかけ、首班指名で連携を呼び掛けたのですが。。。

立民が首班指名で野党一本化を目指すも、維新と国民は否定的

立民は首班指名での野党一本化を目指していたのですが、『立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の国対委員長は30日、自民党総裁選後に予定される首相指名選挙の対応を巡り、国会内で会談した。維新と国民から連携に否定的な意見が出され、衆参両院で多数を占める野党の一本化は困難な見通しとなった』と報じられました。

維新の遠藤敬国対委員長は「(立民に)真剣さがあるのか分からない」。国民からも「政権の枠組みを示してくれなければ議論もできない」(幹部)と冷めた声が上がったといいます。

立民、国民、維新が合わさっても過半数には届きません。他の野党との連携が必要になってくるのですが、最大のネックが共産党との連携のようです。国民も維新も「共産との連携はありえない」というのが従来の考え方です。また、両党とも、基本政策が一致すべきとの考えを持っていて、野合には乗ってこないでしょう。

立民ベテランは「各野党の主張は違うけど『自民を倒す』の一点で頑張って交渉すればよかったのに」と嘆いたようですが、少数与党の今、自民を倒すよりは、自民と協議して政策実現を優先する方が国民の支持を得ると考えていると思います。

いつまでも与党対野党の構図を引きずっている立民は時代遅れと言えるでしょう。




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