蓮舫議員が事前運動を否定も、野党議員や有識者らが「要件揃っている」と指摘。。。

立憲民主党の蓮舫議員の街頭演説が「事前運動ではないか」と指摘されています。

国会でも取り上げられましたが、蓮舫陣営は「政治活動だ」と言い張ります。しかし、他党や有識者からも同じ指摘が相次いでいます。

蓮舫議員は事前運動を否定も、野党議員や有識やら「要件揃っている」

蓮舫氏は2日の街頭演説で「七夕に予定されている東京都知事選に蓮舫は挑戦します。みなさんのご支援どうかよろしくお願いします」と述べ、応援に入った立民の枝野幸男前代表も「みんなで蓮舫さんを勝たせましょう」と述べました。これについて、6日の参院総務委員会で、浜田聡参院議員は『これについては完全に事前運動ではないか、という意見が多数を占めていると思う』と指摘し、『事前運動に該当する3要件には、選挙の特定、候補者の特定、投票依頼というのがある。今回、選挙の特定は知事選で、候補者は蓮舫議員、投票依頼は『勝たせましょう』。3要素がそろっているのではないか』と述べました。さらに浜田議員は昨年10月の埼玉県所沢市長選の例を挙げ『小野塚市長は告示前に『市長選に絶対勝ちます。みなさんのお力をいただきたい』と述べられている。所沢市長選では書類送検になっており、今回の事例を見逃すといった例外があってはならない』と訴えました。

蓮舫議員は「政治活動だ」と事前運動を否定しましたが、国民民主党の玉木雄一郎代表の浜田議員と同じ認識を示し『特定の選挙に対して、特定の候補者に、具体的な投票を呼びかけるという3要件がそろうとアウトだ。いわゆる3要件は満たしていると思う』と語っています。また元大阪府知事の橋下徹氏は『これどう見ても政策演説ではない』と指摘したうえで『枝野さんも蓮舫さんもこれは素直に謝って早期に修正した方がええで』と忠告しています。

公選法に詳しい日大法学部専任講師の安野修右氏は、『枝野氏の「皆さんの力で知事に当選させていただきたい」との発言について、事前運動に該当しかねないとの見方を示す。「黒色に近いグレーゾーンだ。そのまま読解すれば選挙運動だと解釈される余地が多分にある」と語る』とのことで、さらに『ただ、蓮舫氏への投票依頼と受け取る人の方が多いだろう。選挙運動と疑われない言い方はあったはずだ。紛らわしいことはすべきではない』と指摘しています。

SNS上でも「事前運動」の指摘が相次いでいます。また、共産党が作成し配ったビラについても指摘され始めています。

蓮舫議員はその後の街頭演説で演説内容を変えていますが、これらの指摘があったからだと思われます。内容を変えたということはすなわち「演説内容がヤバかった」と反省してのことだと思います。だったら、都知事を目指す者ならば、謙虚な姿勢を示すため「説明と謝罪」が先ではないでしょうか。

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