現実路線を示した加藤元官房長官、選択的夫婦別姓制度導入について『旧姓続称制度』を提唱です

自民党総裁選が告示され、これから論戦が始まります。多くの候補者が出馬表明会見または政策発表会見で、政策について言及していましたが、中でも異彩を放っていたのが加藤元官房長官です。

加藤元官房長官が示した政策はどれも現実的なものだったのです。

出来もしないことは言わず、現実的な提案をする加藤元官房長官の今後の論戦に注目です。

加藤元官房長官が示した『旧姓続称制度』

国民の所得倍増を最重要課題とし、命がけで取り組むと加藤元官房長官は語っていました。

マスコミに出演した際も、この国民の所得倍増について聞かれることが多い加藤元官房長官ですが、もう一つ注目に値する発言を出馬表明会見ではしています。

それが選択的夫婦別姓の導入についてです。賛成か反対かという二分論で議論されることが多いこの争点ですが、加藤元官房長官が示したのは第三の選択肢だったのです。

「家族同姓制度は維持しつつも、まずは法的な、社会的な、不都合を解決する。旧姓について、いわゆる通称使用にとどめることなく、法律上の姓として使用を認めることもあり得る。総裁になれば責任をもって答えをだしたい」と述べ、「旧姓続称制度」の導入に意欲を示したのです。

また選択的夫婦別姓の導入については「親と子が別々の姓になってしまう。子供は自らの意思で別の親の姓に変えられるのかなど、議論を尽くさなければいけない点がある」と慎重な姿勢を示しました。

加藤元官房長官が言及した『旧姓続称制度』ですが、ただ旧姓を使えるだけなら現状と変わりないと思いますが、加藤元官房長官は法律上使えるようにすることを検討するとしたのです。

賛否が分かれる問題について、第三の選択肢を示した候補者は加藤元官房長官以外に見当たりません。

行政経験も豊富ゆえに、他の候補者とは違う視点を持てたのかもしれません。このような具体的な解決策を提案できる人物こそ、今の日本のトップに立つべきではないでしょうか。

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