玉城知事が2期目にして初の石垣市役所訪問です。離島軽視ですか?
沖縄県の玉城デニー知事は24日、行政視察のため石垣市を訪れ、市役所で中山義隆市長と意見交換したとのことです。
しかし、驚いたのは玉城知事がこれまで石垣市役所を訪問したことがなかったそうです。尖閣問題など、多くの問題を抱えている石垣市について、知事が関心を持ってこなかったことが伺えます。
玉城知事、2期目にして初の石垣市役所訪問?
玉城知事は行政視察のため石垣市を訪れ、特定利用空港指定された新石垣空港の機能強化についてや、尖閣諸島問題について中山市長と意見交換しました。しかし、驚いたのは『知事による石垣市の行政視察は1999年以来25年ぶり。玉城知事の就任後は初』とのことです。知事職に付いて2期目で石垣市役所訪問が初めてとは驚きです。地域外交と称して海外にはホイホイと出歩くのに、石垣市役所に知事として訪問していませんでした。通常、自治体の首長が県庁を訪問して知事と面会するのだと思いますが、それにしても尖閣問題や自衛隊の対応など、知事として関心を持たなければいけない地域に、今まで足を運んでいなかったのは離島軽視と言わざるを得ません。
また、意見交換についてですが、『中山義隆市長は空港の機能強化について「国は(新石垣空港の)特定利用空港への指定を目指しているが、県管理空港であり、県が手を挙げないと進まない。必要性の話は論をまたない」と訴えた』とのことですが、『玉城知事は「指定については防衛省に質問したが、回答が得られていない。さまざまな懸念について、防衛省や沖縄防衛局と協議をしていく」と述べるにとどめた』と、まるで進展させる気配を見せなかったようです。
玉城知事は、防衛省がうるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を新設する計画について『住民のさまざまな不安を真摯に受け止め、地元の意向を尊重する姿勢を示していただきたい』と述べていましたが、空港の機能強化についても地元が望んでいるのなら、地元の意向を尊重すべきではないでしょうか。自衛隊が関わることについて、地元が反対すれば「地元意見を尊重」と言いながら、地元が望んでいることは慎重・無視では矛盾が過ぎます。この点においても離島軽視と言えるのではないでしょうか。