残念な元首相です。。。民主党政権時と現在のGDPをドルで比較し「どっちが悪夢?」とアピールです。変動するドルで比較してどうするのですか?
マスコミが日本のGDPが転落したなどと騒いでいます。そして、鳩山由紀夫元首相がそれに便乗して「自民党政権と民主党政権でどちらが悪夢だったか」と言っていますが、なんと、鳩山氏はGDPの推移を自国通貨ではなく、ドルで主張しています。
変動するドルで比較してどうするのでしょう。
残念な元首相!GDPの推移をドルでアピールしてしまう!
マスコミは「日本のDGPが4位に転落した」「5位に転落する」などと報じています。これに鳩山由紀夫元首相が便乗し、Xに『日本総研の藻谷浩介氏がアベノミクスを日本経済の価値を下げる亡国政策で日本史に残る愚策と総括した。民主党政権時史上最高の6.2兆ドルだった名目GDPは、円安が進んだ昨年は4.2兆ドルと3分の2まで減ったと。国民はそろそろどちらが悪夢であったか目を覚ましたほうがいい。』と投稿しました。
超円高の民主政権時代と、円安の今をドルで比較してどうするのでしょうか。報道では『名目GDPは、円ベースでは過去最高額となったが、円安が進んだことから、ドル換算では目減りした』とあり、我々日本人はドルで生活しているのではなく、円で生活しています。ドルで見るのは世界と比較しての場合です。国内で推移を見る時は、自国通貨で比較するのが当たり前です。
円で見ると『内閣府が15日発表した2023年の名目国内総生産(GDP)は591兆4820億円だった』とのことで、民主党政権時は500兆円を前後していたことを考えると、当然ではありますが、確実に成長しています。2024年は600兆円を越えると推察されています。
鳩山氏は自民党政権と民主党政権を比較して「どちらが悪夢であったか」と述べていますが、『失業率は民主党政権時代の4.3%(2012年)から2.4%(19年)に低下し、有効求人倍率は0.8倍(12年)から1.6倍(19年)へと倍増した。全都道府県すべてで有効求人倍率が1倍を超えたのは、63年の「有効求人倍率」統計公表以来、初めてのことである』とのことで、これを見る限りは結果は明らかです。
本当に元首相なのか?と思うほど残念な主張ですね。こんな首相していたこと自体、民主党政権の方が悪夢だったと思います。