厚生労働省、子供が1歳になるまで保険料を免除




厚生労働省は、自営業者やフリーランスの方が加入する国民年金を対象として、子どもが1歳になるまでの期間、保険料の納付を免除する方針としました。

読売新聞の記事によると、見直し案は、自営業者やフリーランスらが加入する国民年金の第1号被保険者について、子どもの出生日から1歳になるまで最大12か月の保険料を免除する。母親だけでなく、父親や養父母も対象に含む。産前・産後の4か月の保険料が免除されている母親は、免除期間終了後の9か月が対象となる。と書かれています。

休業などの所得水準の要件はなく、月額およそ1万6500円となっている保険料の全額が免除され、免除された期間分の基礎年金は満額が受給できます。

育児期間での保険料免除

厚生労働省は、自営業者やフリーランスなどの子育て支援策として、保険料を両親ともに免除する案を考えています。

閣議決定された「こども未来戦略方針」の中、育児休業の制度がない自営業者やフリーランスなどへの子育て支援策として、国民年金保険料を、今の産前産後の4か月に加えて、育児期間中も免除する制度を創設し、実施を目指すこととしています。

免除に必要な財源は、少子化対策の強化のため、新たに医療保険を通じて国民や企業から集める支援金を充てる方針であり、免除の対象者は、年間およそ19万人を見込んでいます。



関連記事一覧