メタは「Threads」で生成AI競争に勝てるか




メタのマーク・ザッカーバーグが新たなソーシャルメディア「Threads」をローンチした背景には、Xのデータが有料化で手に入りにくくなったタイミングで参入し、AI競争で巻き返しを図りたい思惑があるようです。

メタ・プラットフォームズの新たなソーシャルメディア「Threads」は、7月初旬にローンチされると直ぐに「Twitter殺し」の異名をとった。X(旧Twitter)のオーナーであるイーロン・マスクはThreadsを「パクり」だとし、メタを提訴すると発言したほどだ。
同じくメタが運営するInstagramと連動しながらローンチしたThreadsは、Xに非常に似ている。スクロールできるタイムラインがあり、テキストベースで、文字数制限がある。しかし、Xはずっと赤字であることで知られているにもかかわらず、どうしてメタは同様のプラットフォームを開発したのだろうか。最近のメタは「ビデオ重視」の方針に転換し、TikTokと競合しようとしていたはずではなかったか。その答えは、人工知能(AI)と関係しているかもしれない。
メタは「Threads」で生成AI競争に勝とうとしている

ニューヨーク・タイムズのインタビューで、Redditの最高経営責任者であるスティーブ・ハフマンは「Redditがもつコーパスのデータは(AIモデルを訓練するために)非常に価値のあるもの」として認識したうえで、同社が「それだけ価値があるものを、世界で最も巨大ないくつもの企業に無料で提供する必要性を感じない」と語りました。




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