小池書記局長『(志位委員長の任期が)長くて何が悪いのか。市民と野党の共闘に志位氏の果たした役割は大きい』と反論⇒共闘した結果、議席は増えましたか??
国政政党を見ていると党首の座に異常な期間に渡って在任している人物がいます。それが日本共産党の志位委員長です。志位委員長がトップの委員長に就任してから、驚くことにその在任期間は22年を超えています。
他の国政政党で類を見ない在任期間に対して、『長すぎる』との批判の声も上がっていますが、党幹部はこの批判に対して反論しています。
党幹部の一人、小池書記局長は『長くて何が悪いのか』という有様です。共闘に果たした役割が大きいと志位委員長の功績を讃えていますが、共闘の結果、日本共産党が議席を伸ばした、または野党の議席が伸びたという事実はあったのでしょうか。
志位委員長の功績は共闘??結果を伴っていますか??
野党第一党の立民に欠かすことのできない友党・日本共産党に付きまとう批判の一つが志位委員長の在任期間の長さです。
他の政党の党首と比較するまでもなく、志位委員長は圧倒的に長い22年を超える在任期間を誇っています。その批判について志位委員長を支え続ける小池書記局長が反論しています。
共産党の小池晃書記局長は30日のインターネット番組で、志位和夫委員長の長期在任に対する批判に反論した。「長いのは間違いないが、長くて何が悪いのか。市民と野党の共闘に志位氏の果たした役割は大きい」と述べた。志位氏は平成12年に就任し、在任期間は22年を超えている。
出演者から、志位氏の在任中に党所属国会議員数が大きく減ったと指摘され「選挙結果はわれわれ全体の努力不足だ。党首だけの責任にするつもりは全くない」と強調した。
引用元 志位氏長期在任批判に反論 共産・小池書記局長「何が悪いか」
『長くて何が悪いのか』と長期の在任期間に対する批判を意に介さない様子の小池書記局長ですが、一方で、志位委員長の功績を共闘であると語っています。
ですが、その共闘の結果、2021年の衆議院議員総選挙で野党の議席が大きく伸びたということはありませんでした。
今回の衆議院選挙で、立憲民主党や共産党など連携する野党は、与党側と1対1で対決する構図を作るため213の選挙区で候補者を一本化しましたが、このうちおよそ6割の選挙区で一本化候補は敗れました。
今回の衆議院選挙で、立憲民主党、共産党、国民民主党、社民党、れいわ新選組の連携する野党は、与党側と1対1で対決する構図を作るため、289ある小選挙区のうち213の選挙区で候補者を一本化しました。
引用元 衆院選 野党一本化候補 約6割の選挙区で敗れる
日本共産党の議席が伸びていないことについて、小池書記局長は『全体の努力不足』としていますが、共闘が功績であるにもかかわらず、共闘した選挙区で野党が勝ち越せなかったことは問題ないのでしょうか。
共闘という仕組みをつくったことをもって功績とするおつもりなのでしょうか。
政治は結果責任です。結果を伴わない政治家は与野党問わず、表舞台から去ることが多々あります。立民の枝野前代表も選挙での惨敗を受けて代表の座を退いています。
22年を超える長期に渡る在任期間に違和感すら覚えないのであれば、日本共産党と有権者、そして日本社会との認識の乖離が増々加速することは間違いありません。