村井英樹首相補佐官「G7以外の国にも賛同を」
生成AI(人工知能)の国際的なルール作りを検討する政府のAI戦略チーム長を務める村井英樹首相補佐官は2日、産経新聞のインタビューで先進7カ国(G7)共通の行動指針について、G7以外の国にも賛同を求める考えを示した。要旨は次の通りです。
「5月のG7首脳会議(広島サミット)の首脳宣言で『民主的価値に沿った、信頼できるAIという共通のビジョンと目標を達成するため、包摂的なAIガバナンスおよび相互運用性に関する国際的な議論を進める』との合意がなされた。その実現のため、日本を議長国とする閣僚級の『広島AIプロセス』が進んでいる」
--行動指針はどのような内容になるか
「4日に政府の有識者会議に案を示す。法の支配、人権、民主主義、多様性、公平・公正な社会といった当然の原則に加え、各事業者の責務を具体的に示す」
村井英樹首相補佐官「G7以外の国にも賛同を」AI行動指針
「首相はG7議長国として共通のルールへの合意を導くため広島AIプロセスを立ち上げた。AIの可能性やリスク、グローバルな課題であることを強く認識しており、官邸主導でやるんだという思いがある」と語りました。