日本の更なる経済発展に必須のリニア新幹線を妨害する人物、静岡県知事・川勝平太氏の傲慢な態度。そして中国は厚遇？？
日本経済の更なる飛躍のために、必要なインフラがリニア中央新幹線です。このリニア中央新幹線が開通すると、東京と名古屋の時間的距離は大幅に縮まります。その後、大阪まで延伸されれば、日本の経済は大きな経済圏、スーパー・メガリージョンが誕生することになるのです。
リニア中央新幹線の開通を、国や自治体、そして人々が待ち望んでいる中、一人の人物が、工事を止めています。その人物は、川勝平太静岡県知事です。
工事を止めることには、それ相応の理由が必要だと思います。しかし、川勝知事が言っていることは、理解し難いもの。さらに、リニア中央新幹線の建設をめぐる国土交通省とのやり取りをみると、その傲慢さが伝わってきます。
リニア中央新幹線を阻止する川勝知事と国土交通省とのやり取りに見えた傲慢さ
静岡県知事である川勝氏が止めるリニア中央新幹線。静岡県を通るリニア中央新幹線は、静岡県をほんのわずか通るだけです。
このわずかな静岡工区を、川勝知事が進めることに否定的な姿勢を示しているのです。
そして、川勝知事が工事を認めない理由として挙げているのが、安全の確保です。
藤田耕三事務次官
「今回の雨の被害もあったと思います。復旧見通しがまだ立っていないということですが、それを踏まえて工程はJR東海が考える、今できることを進めていく」
川勝知事
「できることは、まず安全を確保すること」
藤田耕三事務次官
「それと条例の手続きは、どのような関係があるのでしょうか」
川勝知事は、現場の安全性を懸念しているようですが、それは工事を担当するＪＲ東海が考えることであり、知事である川勝氏が考えることではないように思えます。
知事は、法律、そして条例を執行する行政機関であり、工事現場の現場監督ではないのです。
そして川勝知事は、リニア中央新幹線を「静岡が遅らせている」との話に対して怒りを露わにしました。その際、こともあろうに担当省庁である国土交通省の次官等を呼び捨てにしていました。
川勝知事
「作業ができない。これは一体誰のせいなのか。静岡県が遅らせているのか。台風19号は静岡県のせいとでも言うのか。7月の豪雨は静岡県がもたらしたとでも言うのか。静岡県が遅らせていると言っているのは誰か。水嶋（鉄道局長）ですか！ 江口（審議官）ですか！ 藤田（事務次官）ですか！ それともJR東海の社長・副社長ですか！」
怒りに任せ、リニア中央新幹線の関係者である国土交通省の次官等を呼び捨てにする姿には、誰も共感しないのではないでしょうか。
怒りに任せ、人を呼び捨てにすることについて、多くの人は「非礼」と感じるはずです。パワハラ気質丸出しです。
人を呼び捨てにする川勝知事が、打って変わって、平身低頭で、おもてなしする相手がいます。それが中国です。
国土交通省に対しては非礼、中国は厚遇する川勝知事
リニア中央新幹線については、「塩対応」を続ける川勝知事ですが、厚遇する相手がいます。それが中国です。
昨年、開催されたG20外相会合のため来日した、中国の外相と会談した際、中国を厚遇する姿勢を見せていました。
静岡県の中国政府高官の訪問要請に中国側が応じる形で会談が実現した。川勝知事は静岡空港の中国便の就航拡大や、２０１４年に始まった浙江省との友好交流卓球大会などの経過を振り返り、「いついかなる時も中国からの友人を歓迎する。今後もいろいろな企画を共につくりたい」と語った。来春に見込まれる習近平国家主席の国賓来日に向けて「ぜひ静岡の美しい景色の中で習主席を歓迎したい」とＰＲした。
中国と友好関係を構築するのは自治体外交の範疇なのかも知れません。ですが、リニア技術をめぐって、日本と中国は、競争関係にあることを忘れてはなりません。
.
東京ー名古屋間を４０分で結ぶため、２０２７年の開業を目指しているリニア中央新幹線計画。営業速度は時速５００キロとなる予定だ。一方の中国では、さらに速いリニアの建設計画があるようだ。中国メディアの網易は２１日、中国が研究開発している新たなリニアモーターカーは速度が「日本の約２倍」だと張り合う記事を掲載した。
中国が、日本のリニア技術に注目していることは間違いないようです。日中両国の技術競争の中にあって、日本のリニア中央新幹線の工事を止め、一方で、中国に対して、本音かリップサービスかはわかりませんが、厚遇する川勝知事の姿は、日本のリニア技術の発展を阻害しているようにも見えます。
日本のリニア技術の発展を阻害することは、中国のリニア技術に競争上の優位性を与えることに繋がります。
自治体の首長も、国の発展の阻害になることがあります、次の静岡県知事を選ぶ際には、静岡県民のみなさんの良識ある判断に期待したいと思います。
