冷める維新の会です。。。立民の若手有志の提言を『よく意味が分からない』と冷ややかな反応です。。。

連携をしていたものの立民所属議員の発言で一気に溝が深まった立民と維新の会ですが、次期総選挙では両党による野党第一党争いが熾烈さを増そうとしています。

立民の若手有志が泉代表に次期総選挙で200人以上の擁立を求めたことに対して、維新の会の藤田幹事長は『よく意味が分からない』と冷ややかな反応をしているのです。

『200人以上の擁立』という言葉だけが注目されていますが、前回の総選挙で立民は200人以上擁立していました。

藤田幹事長が『よく意味が分からない』と語る理由もわかる気がします。

200人以上の擁立?前回の擁立数を指摘する藤田幹事長

泉代表にとって唯一かつ独自の戦術だった日本維新の会との連携ですが、暗礁に乗り上げています。またその戦術によっても立民の支持率は上がることはなく、補欠選挙で全敗を喫しました。

危機的状況になり、立民の若手有志が泉代表に次期総選挙で200人以上の候補者の擁立を求めました。

立憲民主党の中堅・若手議員が8日、次期衆院選の全289ある選挙区のうち、200人以上の候補者を擁立するよう求める緊急提言をまとめ、国会内で泉健太代表に手渡した。泉氏は提言を受け取った後、記者団の取材に対し「200人の擁立を第一目標としたい」と述べ、受け入れる考えを示した。

提言には当選1~4回の衆院議員有志32人が名を連ねた。先の衆参5補欠選挙で「0勝」に終わった結果を踏まえ、「(他の野党との)競合も辞さず戦う覚悟と決意を鮮明に示すべきだ」と強調。特に若者や女性を積極擁立するよう求めた。
引用元 立民若手ら「200人以上擁立を」 維新に危機感

維新の会に対抗するためとマスコミは報じていますが、200人擁立することが、戦う覚悟と決意を示すことになるのでしょうか。

マスコミがこぞって取り上げている200人以上の擁立について、冷ややかな反応をしているのが維新の会です。維新の会の藤田幹事長は次のように語っています。

日本維新の会の藤田文武幹事長は10日の記者会見で、立憲民主党の若手・中堅議員有志が次期衆院選の選挙区で200人以上を擁立するよう党執行部に提言したことについて、「よく意味が分からない」と語った。立民が前回衆院選で選挙区に214人を擁立したことを念頭に「それから比べると、若手の提言もスモールダウンしている」と述べ、目標設定の低さを冷やかした。

維新の対応については「すべての選挙区で擁立を目指す」との原則を重ねて表明。「今の野党第一党より多く候補者を擁立して選択肢を(有権者に)示すのは姿勢の見せ方の1つだ」と語った。
引用元 維新・藤田氏、立民に冷やかし「擁立目標減っている」

前回の総選挙では200人以上擁立していたのであれば、今回の若手有志が泉代表に手渡した提言と大差ありません。一方で維新の会は全ての選挙区で擁立を目指すとしています。

立民も戦う覚悟と決意を示すのであれば、前回クリアした200人以上の擁立を目指すのではなく、維新の会と同様に全選挙区で擁立を目指すべきではないでしょうか。

党勢が低迷し続ける立民に候補者が集まるのか自体が疑問ですが、藤田幹事長の言葉を借りると『スモールダウン』した目標を達成できるのか要注目です。

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