万博の米パビリオン、テーマは「イマジン」
2025年大阪・関西万博に出展する米国のパビリオンについて、ラーム・エマニュエル駐日米大使が25日、東京都内で会見し、テーマが「イマジン(想像する)」になると表明しました。
最新の映像技術を活用し、宇宙旅行を疑似体験できるような構成を検討している。また米政府は同日、パビリオンの認知度向上などに向け、コカ・コーラボトラーズジャパン(東京)と包括連携協定を締結した。
会見でエマニュエル氏は「イマジンという言葉ほど、米国のスピリット(精神)を表現する言葉はない。未来を思い描きながら米国は進化し続けているからだ」と述べ、テーマの意義を強調。1970年の大阪万博の米国パビリオンで人気を集めた「月の石」のような象徴的な展示が「複数必要」とした。
各国のパビリオンをめぐっては、ドバイ万博開催が1年遅れたことで大阪・関西万博に向けた準備の遅れが懸念されていますが、米政府は6月をめどにパビリオンの建築チームを選定し、その後詳細なビジョンを固める方針で、エマニュエル氏は「開幕までに確実に完成させていく」と強調しています。