国内初の3Dプリンターで造った建築物を大林組が公開
大林組は3D(3次元)プリンターで製作した建物を国内で初めて完成させ、24日に東京都清瀬市で報道陣に公開しました。
建物の構造部分は、鉄筋や鉄骨を使用せず、特殊なモルタルや独自の超高強度繊維補強コンクリートでつくっています。
延べ床面積約27平方メートルで、地上の構造部材すべてを3Dプリンターでデザインした。
3Dプリンターを使った建物のメリットとしては、粉末上の材料を運んで現地で効率的に作業をすることで二酸化炭素排出量を減らせるほか、従来は手で行っていた作業を機械で行うことで工期の短縮や作業量の削減につながるといった点がある。
同社の担当者は「大規模な建物でデザイン性が求められるケースでどんどん活用していきたい」と話しています。
3Dプリンタでの建造はコストを大きく削減することも可能なため、今後の「建築」分野が大きく変わる一歩になることでしょう。