転職市場活性化、「選ばれる」から「選ぶ」へ




来春卒業予定の大学生らの採用活動がヤマ場を迎える中、中途採用の人材を巡る企業の争奪戦も激しさを増しています。
従来は転職が難しいとされた50歳以上の世代も増加しており、リクルートHR統括編集長の藤井薫さんは「自分の可能性を広げてほしい」としています。

転職支援サービス「リクルートエージェント」が利用企業1万1537社を対象に行った令和4年度下半期の「中途採用動向調査」では、中途採用計画があった企業の79・4%が採用を満たせなかったと答えた。新型コロナウイルスの「5類」への移行で経済活動が回復する中、今後はさらに人材確保を巡る競争が激しくなるとみられる。
50歳以上もチャンスあり 転職市場も活況、「選ばれる」から「選ぶ」へ

転職市場の傾向としては、異業種かつ異職種への転職が増えており、リクルートエージェントの転職決定者のうち平成21年度は24・2%だったが、36・1%になりました。
一方、同業種かつ同職種は27・9%から19・6%に減っています。
社会や技術の変化で異なる領域に取り組み、「異能人材」の獲得を強化する企業も増える傾向もあるといいます。




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