安全保障政策への理解はないのでしょうか。。。予算委員会ではなくヒアリングの場で一部野党が安全保障政策への無理解を晒しています。。。
通常国会で議論が期待されているのが安全保障政策です。予算委員会での議論は週刊誌ネタをはじめとした政府への批判が行われていますが、一部野党はヒアリングを行うなどして安全保障政策の議論に役立てようとしています。
そんな野党の1つが社民党です。社民党の福島党首は自身の公式SNSでヒアリングや安全保障政策について情報発信をしています。
ですがその情報発信があまりにも安全保障政策への理解を欠いているものと言わざるを得ないものなのです。
苦手な政策分野を学ぶ姿勢は評価したいと思いますが、的外れな主張をし、議論を混乱させることはやめてもらいたいと思います。
安全保障政策を勉強中なのでしょうか。。。
今ではすっかり弱小政党になってしまった社民党ですが、安全保障政策に対して理解度の低さは以前と変わることがありませんでした。
そんな政党の党首である福島党首が防衛省から防衛予算のヒアリングを行ったことを自身のSNSで明かしています。
今日は、防衛省から防衛予算についてのヒアリング。トマホークの値段も個数も明らかにしない。金額や予算の使い道についての検証がこれでは明らかにできないと思うこともしばしば。じゃぶじゃぶと使い、膨張をしていく軍事予算。これでいいのかと痛感。
引用元 福島議員公式SNS
予算を監視するのは国会議員の重要な役割の1つであることは間違いありません。ですが、日本の防衛装備品の具体的な保有数を聞き出すことに何の意味があるのでしょうか。
日本の防衛装備品の個数を明らかにすることは、日本を敵対視している国に利することがわからないのでしょうか。
さらに福島党首はマスコミが報じた石垣島の駐屯地の地下に作戦室を設置することについても『攻撃されることを念頭に置いている。住民は置き去りだ。』と批判の言葉をSNSに投稿しています。
福島党首が引用した記事には次のように記されています。
沖縄県石垣市に本年度開設予定の陸上自衛隊駐屯地で、通信機器室や事務室が地下に造られることが17日までに分かった。防衛省は災害などの対策事務室としているが、自衛隊関係者によると、有事には相手のミサイル攻撃などを回避するため、指揮官らによる作戦調整や現地での指揮機能を担う作戦室として使うことが想定される。
防衛省によると、通信機器室には外部との連絡を取る機器などが備わっている。防衛省担当者は取材に対して「地域住民の避難を目的として造った施設ではない」と述べた。
略
引用元 【独自】石垣島陸自、地下に「作戦室」設置へ ミサイル回避「住民避難目的でない」 沖縄
福島党首は住民置き去りだと批判していますが、駐屯地内に住民が避難される場所を作れとでも言いたいのでしょうか。
陸上自衛隊に限らず、自衛隊の基地は敵国によって標的になる可能性が高いと思います。その基地の作戦遂行能力を高めることがどうして『住民置き去り』ということになるのでしょうか。
福島党首が安全保障政策について関心を寄せていることは評価したいと思いますが、あまりにも的外れな主張をするのは議論を混乱させるだけだと思います。
長年に渡って参議院議員を務めているにも関わらず、安全保障政策については理解が浅いのでしょうか。
建設的な批判をすることは意味があるものだと思いますが、福島党首にはもう少し安全保障政策を勉強した上で、国会議員らしい情報発信をお願いしたいと思います。