• HOME
  • ブログ
  • 未分類
  • 自民・有村治子氏が岩屋外相に苦言です。尖閣「実効支配」の用語使用で「主権の根幹揺るがす」

自民・有村治子氏が岩屋外相に苦言です。尖閣「実効支配」の用語使用で「主権の根幹揺るがす」




岩屋外相は13日の参院外交防衛員会で『尖閣諸島について「石破茂首相も実効支配を強化していく必要はあると答弁している」と発言し「安定的に維持管理していくための具体的な方策について戦略的な観点から判断していく」と語っていた。15日の同委では、外務省担当者が尖閣について「政府として法的な意味で領有権が確立している地域を意味する言葉として『有効に支配している』という表現を使っている」』と指摘した』とのことです。

これについて自民党の有村治子議員が『「実効支配」の用語について「必ずしも関係当事国の中で領有権が確立していない、あるいは係争中で、武力などで事実上占拠している状態をいうことが多い」と解説した。その上で、岩屋氏に対し「あたかも他国と交渉すべき領土問題があるかのような印象を与える言葉を使われることを憂慮している。領土を保全する上で基本をなす用語で、交渉のプロを担う以上、言葉は的確に峻別すべきだ」』と訴えました。

実効支配とは、国家が一定の領土を事実上支配している状態を指します。これは、国際法上の正式な領有権とは異なり、力による占拠や支配、あるいはその他の方法でその領土を事実上コントロールしている状態を意味します。

有村氏の指摘に対し、岩屋外相は「尖閣諸島を巡って解決すべき領有権の問題はそもそも存在しない」と強調した上で「以後よく気を付けたい」と語っていました。

一見言葉尻をつついているような感じですが、表現の仕方は極めて重要で、有村議員の指摘はごもっともです。特に外相の発言は海外に向けての発言に繋がりますので、「尖閣の実効支配を強める」という発言は、韓国が竹島の実効支配を強めている状態と同じ意味になってしまいます。

私も気を付けたいと思います。




関連記事一覧