日本共産党の幹部が立民を牽制です。。。日本共産党抜きで立民は選挙で生き残ることができるのでしょうか。。。

宗教問題一色だった臨時国会が閉会しました。物価高が生活を直撃し、更に防衛力の強化が喫緊の課題ではありましたが、議論が深まることはありませんでした。

宗教問題を率先して取り上げていたのが立憲民主党です。その立憲民主党は臨時国会では、結党以来の友党である日本共産党よりも日本維新の会に近づく姿勢が散見されました。

そのような動きもあり、臨時国会が閉会する当日に記者会見を開いた日本共産党の小池書記局長は立憲民主党に手厳しい牽制を行っています。

年明けに招集される通常国会ですが、日本共産党と立憲民主党の関係にどのような変化があるのでしょうか。

現実路線に舵を取る立民を日本共産党は牽制しています。。。

閉幕した臨時国会では、立憲民主党が以前の『妄想路線』から『現実路線』への転換を図った政策分野がありました。

その政策分野は安全保障です。安全保障に関してはいつもまとまることがない立憲民主党でしたが、臨時国会の終盤には政府が検討している反撃能力の保有について容認を検討すると報じられました。

立憲民主党は政府が国家安全保障戦略など防衛3文書を改定するのを前に独自の安保政策をまとめる。日本維新の会や国民民主党に続き、相手のミサイル発射拠点などをたたく「反撃能力」の容認を検討する。責任政党として現実的な政策を示す狙いがある。
中略
反撃能力は専守防衛や憲法の規定の範囲で保有を認めることを検討する。玄葉氏は「真の抑止力たり得る反撃能力は排除しないで議論したい」と述べる。サイバーセキュリティーの強化や国民の保護の体制整備なども打ち出す方向だ。
引用元 立憲民主党、「反撃能力」容認で検討 維新・国民に続き

立憲民主党が珍しく打ち出した現実路線ですが、まだ独自の安保政策の発表はありませんが、評価に値する姿勢だと思います。

ですが、この立憲民主党の姿勢が長年の友党である日本共産党を刺激しました。10日に記者会見を開いた日本共産党の小池書記局長は次のように語り、立憲民主党を牽制しました。

共産党の小池晃書記局長は10日、「反撃能力(敵基地攻撃能力)」をめぐり立憲民主党を牽制(けんせい)した。保有に反対の立場から、国会内で記者団に「次の国会は敵基地攻撃能力の保有と大軍拡が最大の論戦テーマになることは間違いない。立憲主義を守るかどうかを立民は問われるのではないか。立民の原点でもあると思う」と語った。「市民と野党の共闘の立脚点が立憲主義を守るということだから、ここがしっかり守れるかどうかが問われる。しっかり注目していきたい」とも述べた。
引用元 「立憲主義守るか問われる」 共産が立民牽制 敵基地攻撃能力めぐり

立憲民主党は選挙の都度、野党候補1本化という名目で、日本共産党に候補者の取り下げを求めてきました。

その協力をしたにも関わらず、日本共産党が受け入れられない方向に舵を切るというのであれば、小池書記局長の牽制も理解できます。

衆議院議員総選挙の際には『立憲共産党』と揶揄されるほど密接だった両党の関係に変化は生まれるのでしょうか。

衆議院議員総選挙、参議院議員通常選挙で立憲民主党は議席を減らしましたが、日本共産党の選挙協力がなければもっと票を減らしていたことは想像に難くありません。

現実路線を示せば、友党からの反発にあう立憲民主党は、臨時国会同様に通常国会でも違った意味で目立ちそうです。

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