ゆうちょ銀行の池田社長、企業投資1000億円規模へ引き上げ
ゆうちょ銀行の池田社長は29日開いた新たな法人ビジネスに関する事業説明会で、ファンドを通じた国内のベンチャー企業や中小企業などへの投資を加速し、令和7年度末の投資総額を現在の5倍の1千億円規模に引き上げることを目指す方針を示しました。
ゆうちょ銀による国内投資はファンド運営の子会社が担い、すでに200億円規模の投資ファンドを組成している。投資業務を本格化するにあたり、地域金融機関などとの協働を想定。また、全国の直営店などのネットワークを活用して地域活性化につながる事業会社の発掘や、将来的には企業再生も視野に入れる。
ベンチャー企業は商品・サービス開発に注力するため、販路開拓などに経営資源が回りにくいといわれています。
ゆうちょ銀行が市場開拓などで協業すれば事業成長も見込めます。協業による事業支援は社会課題解決や地域活性化に資する商品・サービスに限るとしています。