テレビ朝日の玉川氏、驚くべきことにスタジオ出演継続で決着です。。。『事実確認こそが報道の根幹である』と反省してそれを怠った人の言葉を信用できるのでしょうか。。。

テレビ朝日の朝の情報番組に出演中の玉川氏が、謹慎10日間の処分が明け、番組冒頭で陳謝し、今後の対応について説明しました。

神妙な顔つきで陳謝した玉川氏でしたが、驚くべきことに今後も番組継続して出演するということが発表されました。

不定期出演という形になるそうですが、テレビ朝日は視聴者の信頼を回復するつもりはないのでしょうか。。。

玉川氏が語った陳謝。。。数々のデマ発言の責任を取るのは降板が唯一の選択肢では。。。

公共の電波を通じて数多くのデマを発信し、その都度謝罪をしてきた玉川氏が、謹慎処分が明け、出演していたモーニングショーで陳謝しました。

処分されることになった問題発言を見てみても、その発言が如何にデマであり軽率な発言であったかが分かります。

問題発言があったのは9月28日の生放送。安倍晋三元首相の国葬における菅義偉前首相の弔辞を「これこそが国葬の政治的意図」と表現。「僕は演出側の人間としてテレビのディレクターをやってきましたから、それはそういうふうに作りますよ。政治的意図がにおわないように、制作者としては考えますよ。当然これ、電通が入ってますからね」と持論を展開していた。翌日の番組内で「この発言は事実ではありませんでした。さらに、電通は全く関わっていないということが分かりました」と事実誤認を認め、謝罪したが、発言は騒動に発展。テレビ朝日は4日、玉川氏の謹慎処分を発表。管理監督責任を問い報道局の情報番組センター長と番組チーフプロデューサーもけん責処分となった。
引用元　テレ朝・玉川徹氏　スタジオ出演継続　不定期で現場取材の結果報告

この問題発言を見てみると、デマ発言の翌日に謝罪という流れを見れば、簡単な事実確認を怠っていたことが容易に想像できます。

そしてこの問題発言を踏まえて、玉川氏の陳謝の言葉をみると今更感満載の陳謝だったことがわかります。

これまでのようにスタジオでコメントする立場ではなく、現場での取材活動へ“転身”することを発表。「謹慎の10日間、私は事実確認の大切さ、テレビで発言することの責任の重さを考え続けました。そして事実確認こそが報道の根幹であると、その原点に立ち返るべきだと考えました」と説明。「これまで私はスタジオでさまざまなニュースに対し、コメントを続けてきましたが、これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する。その基本に立ち返るべきだと考えました。そして、その結果はこの“羽鳥慎一モーニングショー”でお伝えする。そういうふうな考えに私は今回至りました」と続けた。
引用元　テレ朝・玉川徹氏　スタジオ出演継続　不定期で現場取材の結果報告

『テレビで発言することの責任の重さ』『事実確認こそが報道の根幹』と玉川氏は語っていますがどれも当たり前の話です。

今回が初めてのデマなら『事実確認こそが報道の根幹』という玉川氏の発言も理解できますが、今回が初めてではありません。つまり、今までのデマ発言を真摯に反省していれば今回のような事態は防げたはずです。

今後も不定期ながら番組に出演するという玉川氏ですが、テレビ朝日は視聴者からの信用をこれで回復できるとでも思っているのでしょうか。

問題発言の重さに比べて軽かった謹慎10日の処分、そして処分明けに発表された番組への出演継続、この2点だけでもテレビ朝日が信用できるマスコミではないことがわかると思います。