テレビ朝日の報道に対する真摯な姿勢はないのでしょうか。。。玉川氏の処分は緊急事態宣言下で飲酒・転落した社員とまったく同じです。。。

テレビに対しての信用を根底から揺るがす事態となった玉川氏のデマ発言ですが、テレビ朝日は玉川氏本人に処分を課したことで幕引きを図っています。

今までの玉川氏の言動を見ていれば処分を課すのが遅すぎた感は否定できませんが、驚くのはその処分内容です。玉川氏に下った処分は謹慎10日というものでした。この謹慎10日という処分ですが、過去に同じ処分があったのです。

それが緊急事態宣言下で飲酒した挙句、転落し社員が救急搬送された事案です。

報道に対しての信頼、国民の信頼を踏みにじったにも関わらず、玉川氏への処分は随分は軽いのではないでしょうか。

ようやく処分を決めたテレビ朝日。その処分、飲酒事案と同程度でした。。。

数々のデマを公共の電波に乗せ、謝罪を繰り返してきた玉川氏ですが、遂に処分が下りました。玉川氏の処分については各種マスコミが報道し、大騒ぎとなりました。

NHKは処分内容について次のように報じています。

テレビ朝日は、安倍元総理大臣の「国葬」を伝えた先月28日の情報番組の中で、事実に基づかない発言を行ったとして、自社のコメンテーターを4日付けで出勤停止10日の懲戒処分にしたと発表しました。

処分を受けたのは、テレビ朝日の朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターを務める報道局社員の玉川徹氏です。

会社によりますと、玉川氏は、安倍元総理大臣の国葬で、菅前総理大臣が読み上げた追悼の辞について、先月28日の放送で、「当然、これは電通が入っていますからね」などと発言しました。
中略
また、報道局の情報番組センター長と番組担当のチーフプロデューサーの2人もけん責の懲戒処分としました。
引用元　テレビ朝日 玉川徹氏を処分「国葬」関連 事実に基づかない発言

事実に基づかない発言を公共の電波に乗せてしまったのですから処分は妥当だと思います。ですが問題は処分の内容です。出勤停止10日間という処分ですが、これと全く同じ処分を過去にテレビ朝日は別の事案で公表しているのです。

それは緊急事態宣言下でテレビ朝日の社員らが行った飲酒・転落事案です。この事案では次の処分が下されています。

テレビ朝日は7日、スポーツ局スタッフ10人が緊急事態宣言下の東京オリンピック終了後に“打ち上げ”として宴席を開き、1人が店から転落し緊急搬送された事案について、同局社員6人の社内処分を発表した。

10人のうち社員6人については謹慎10日間の処分とし、スポーツ局長およびスポーツセンター長には監督責任を問い減給1ヶ月の処分を決定。そのほか4人の社外スタッフについては派遣元に対応を依頼した。さらにスポーツ局統括の亀山社長、スポーツ局担当の浜島常務からは役員報酬10％、1ヶ月返上の申し出があったとした。
引用元　テレ朝の宴席・転落搬送事案、6人の処分を発表 負傷社員は手術経てリハビリ中

この報道を見てわかる通り、謹慎10日間は、玉川氏に下った処分と完全に一致しています。

玉川氏の事実と異なる発言をし、報道への信頼を損ねた行為と、バカ騒ぎした挙句救急搬送された事案と何故処分内容が同じなのでしょうか。

テレビ朝日は報道への信頼を損ねたことについて、真剣に考えていない証拠だと思います。

いずれにせよ、今回の玉川氏のデマ発言が報道への信用を損ねたことは間違いありません。それにも関わらず、玉川氏の降板を発表するでもなく謹慎10日という甘い処分を課したテレビ朝日は、信用回復に努める気がないように思えてなりません。