塩野義製薬、4回目追加接種の想定からコロナワクチン治験を開始




塩野義製薬は、開発中の新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンについて、国内の60歳以上に4回目接種の臨床試験の開始を発表しました。

塩野義製薬は26日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、4回目の追加接種での活用を想定した治験を開始したと発表した。

米ファイザー社製を3回接種した60歳以上の180人を対象に、4回目として塩野義製またはファイザー製を投与。塩野義製を投与した人の血液中の抗体の量などが、ファイザー製の人と比べて劣らないかを検証する。

塩野義は、1、2回目と3回目接種を想定した最終段階の治験を進めており、今夏にも厚生労働省に薬事承認を申請したいとしている。4回目についても「現時点で国内で使用可能なワクチンの選択肢は限られており、新たな選択肢の提供が求められている」(広報部)として開発を急ぐ。

引用元 塩野義、コロナワクチン治験を開始 4回目の追加接種想定

国内において、60歳以上もしくは、コロナの重症化リスクがある基礎疾患を持つ人を対象に4回目接種が行われていますが、ワクチンでは、ファイザーかモデルナ製の2種類に限られています。

また塩野義製薬が開発した新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」についても、承認は継続審議であり、国内の製薬会社が開発した軽症の段階で使用できるはじめての飲み薬として期待が高まっています。



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