熱中症に注意しながら、夏の電気代を抑える工夫
夏を迎え、国内の気温は上昇し、エアコンが必要となる季節ですが、今夏は電気代が一段と値上がることが懸念されます。
しかしながら、電気代の節約を試みようとエアコンを我慢すると、熱中症の危険性が高まるため、注意が必要です。
今年の夏は電力需給が逼迫! 電気代値上げもあり、省エネへの機運が高まる
それでは、みんなはいったいエアコンの使い方をどう考えているのでしょう? 節電のためのエアコンの効果的な使用方法についても言及していますので、「エアコンの電力消費と節電に関する意識調査」(ダイキン工業株式会社発表)から、省エネの意識を見ていきましょう(※3)。この夏は電力が逼迫することを、調査対象者の7割近い人(65.8%)が知っていることが分かりました。また、昨年末電気代の値上げがあったこともあり、78.9%もの人が電気代上昇によって家計への負担が高まったと感じているようです。
電力需給の逼迫や電気代の上昇を認識した上で、昨年よりも省エネ・節電に積極的にこの夏は取り組みたいと思うか聞いたところ、「取り組みたい」と回答した人は9割以上(90.7%)。
その理由は「家の電気代上昇を抑えるため」が81.3%と8割以上で、次いで多かった「電力需給のひっ迫による節電要請に応えるため」という理由を33.3%大きく上回っています。省エネへの機運が高まっている人が多いのは確かですが、“電力の逼迫”より電気代上昇による“家計の逼迫”対策がより重要であるように見えます。
エアコンが家庭において、夏場で最も消費電力が大きいと感じる家電のイメージを持ちがちですが、実は、資源エネルギー庁の推計によると、家庭における夏の昼間のエアコンの全消費電力に占める割合は、58%とされています。
エアコン代が夏の電気代を圧迫しているため、エアコンの消費電力をいかに下げるかが、夏の電気代節約を考えられる中、節電のために2週間に1度はエアコンのフィルター掃除することを推奨しており、フィルターを1年間掃除しない場合、約25%も電気代がアップしてしまうことがあります。
電気代節約を考えている方は、ほんのひと手間の工夫で軽減できるため、熱中症に注意しながら取り組んでみてはいかがでしょうか。