連合の芳野会長が『非常に厳しい結果になった。』と語り、逢坂代表代行は『完敗』と選挙結果を評価しています⇒泉代表は『挽回していく余地が十二分にある結果だった』と一人だけ前向きです。。。
野党、とりわけ立憲民主党にとって厳しい結果になった参議院議員通常選挙ですが、関係者は1人を除いて厳しい評価を下しています。
その1人は泉代表です。最大の支援組織である連合の芳野会長は『非常に厳しい結果』と語り、逢坂代表代行は『完敗』と評価しているにも関わらず、泉代表だけ『挽回していく余地が十二分にある結果だった』と語っています。
1人だけ評価が違う今回の選挙結果ですが、今後立憲民主党は党勢の立て直しを図ることが出来るのでしょうか。。。
泉代表以外の関係者が厳しい評価を下す選挙結果。。。
立憲民主党にとって最大の支援組織である連合は、選挙前こそ溝がありましたが、最終的には立憲民主党を支援する姿勢を示していました。ですがその連合の支援を受けても立憲民主党の党勢を立て直すことはできませんでした。
その連合の芳野会長は選挙結果について次のように語っています。
連合の芳野会長は11日、立憲民主党の泉代表、国民民主党の玉木代表と、それぞれ個別に会談して、選挙結果について意見を交わしました。
芳野氏は、記者会見で「非常に厳しい結果になった。推薦した全員の当選という目標を実現できなかったので、責任は重いと思っている。今後、選挙の総括をまとめるなかで、しっかり議論していきたい」と述べました。
引用元 連合 芳野会長 参院選「厳しい結果 責任重い」野党幹部は…
改選議席を下回る結果に終わったのですから、芳野会長が厳しい評価を下すのも当然です。芳野会長と同様に選挙結果に厳しい評価を下しているのが立憲民主党の執行部の一員でもある逢坂代表代行です。
立憲民主党・逢坂誠二代表代行
「今回はもう与党の大勝ちで、野党はもう完敗と言って良い状態だと思うんですね」11日のBS-TBS「報道1930」に出演した逢坂氏は、立憲民主党が議席を大幅に減らした参院選の結果についてこのように述べ、完敗だったことを認めました。
引用元 立民幹部 「野党は完敗だった」と指摘 参院選の結果について
この芳野会長の評価と逢坂代表代行の評価に異論を持つ人は少ないと思います。客観的にどう見ても、参議院議員通常選挙の結果は厳しいものでした。
ですが、これらの評価とは異なる評価を下している人物が泉代表です。泉代表は改選議席を下回る結果に終わったにも関わらず、前向きな評価をしています。
今回の参議院選挙で、野党第一党の立憲民主党は、改選前の23議席を下回り17議席の獲得にとどまりました。
このうち、比例代表は7議席で、8議席を獲得した野党第二党の日本維新の会を下回り、得票では100万票余りの差をつけられました。
泉代表は11日午後、党本部で記者団に対し「改選前の議席を得た6年前と比べると、支援基盤が大きく分かれるなど、全く違う環境下で選挙を戦わなければならなかったので、最善を尽くしたと考えている。結果は重く受け止めながらも、挽回していく余地が十二分にある結果だった」と述べました。
引用元 連合 芳野会長 参院選「厳しい結果 責任重い」野党幹部は…
泉代表は選挙結果を受けて『挽回できる』と思っているようですが、仮に挽回できる自信があるのなら、何故このような結果になる前に手を打たなかったのでしょうか。
党勢が低迷したことは各種世論調査を見れば明らかでした。そのまま選挙戦に入れば厳しい結果になることは一般人でも予想できたと思います。
代表の座を守る為に、強気の姿勢を示さないといけないのかもしれませんが、多くの人の評価と異なる評価をする人物に野党第一党の党首が務まるとは思えません。