世論調査、憲法改正議論に「期待する」と回答が過半数を超える
第26回参院選において、自民、公明、日本維新の会、国民民主の憲法改正に前向きな「改憲4党」は93議席を獲得しました。この参議院選挙の結果を受けて、日本テレビ系列のNNNと読売新聞社による緊急世論調査を実施した結果、憲法改正に向けた議論が活発に行われることを期待すると答えた人が、半数を超えました
今回の参院選では、富山選挙区で野上浩太郎さんが当選するなど、憲法改正に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主のいわゆる「改憲4党」が93議席を獲得し、改選されなかった議席と合わせ177議席となりました。
改憲の発議に必要な参院定数の3分の2の166議席以上を維持しました。
去年10月に行われた衆議院選挙でも、改憲勢力が3分の2以上を占めています。
改憲案が提案され、両院それぞれの本会議で、3分の2以上の賛成で可決されると、国民投票が行われます。
岸田首相
「できる限り早く発議に至る取り組みを進めていく」岸田首相は11日、今回の参院選で改憲に向けた民意が示されたとして、改憲議論を加速する考えを示しました。
岸田首相は、新型コロナウイルス禍に対して、戦後最大級の難局であり、有事の政権運営が求められると説明し、聞く力を発揮して、与野党を問わず、さまざまな意見を踏まえ、大胆で機動的な政策を立案すると述べています。
その中、世論調査では、58%の方が国会の憲法審査会で憲法改正に向けた議論が活発に行われることを期待すると答え、今後の取り組みに注目が集まっています。