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立民現職、落選した理由を問われ、『残念ながらこの壮絶な権力との戦いということで守りきることができませんでした。』と答えています⇒権力に負けたのではなく、民意の結果ではないでしょうか。。。

参議院議員通常選挙は自民党の勝利、そして立憲民主党の惨敗という結果に終わりました。その立憲民主党の現職で新潟選挙区から立候補していたのが森裕子氏です。

その森氏は当選3回で党の参議院幹事長を務めていた人物です。ですが、自民党が擁立した新人候補に惨敗を喫してしまいました。その結果を受けて敗戦の弁を述べたのですが、これが理解に苦しむものでした。

選挙の結果、つまり民意で落選したにも関わらず、『壮絶な権力との戦いということで守りきることができませんでした』と発言したのです。

一体、誰をみて選挙戦を戦っていたのでしょうか。しかも壮絶な権力との戦いとは何を指しているのでしょうか?意味不明です。

落選しても姿勢は変わらないようです。。。

森氏と言えば、立憲民主党内で政府批判する代表格と言っても過言ではない人物です。その厳しい姿勢は時に物議を醸すこともありました。その森氏が落選し、敗戦の弁を述べたのですが、首を傾げたくなる発言をしています。

10日投開票の参院選・新潟選挙区(改選1議席)で、立憲民主党の現職・森裕子氏(66歳)が議席に届かない見通しとなりました。

森氏は新潟市内で支持者らを前に「あまりに尊い市民と野党の1議席、そしてまた数少ない女性議員の議席を何としても守りたいと戦ってきたんですけど、残念ながらこの壮絶な権力との戦いということで守りきることができませんでした。結果を出せず本当に申し訳ありませんでした」などと話し、頭を下げました。
引用元 立民・森裕子氏が敗戦の弁「市民と野党の1議席 守りきることが…」参院選新潟選挙区

森氏は、選挙戦を通じて権力に負けたのでしょうか。権力とは意味不明です。権力に負けたのではなく、民意が森氏ではなく、自民党の新人候補を選んだだけの話です。つまり人々にこの人が良いと選ばれなかっただけです。

なぜここまで、被害妄想とも言える発言が出来るのか不思議でなりません。

森氏の情勢が厳しいと伝えられると泉代表は「本当に国会で、鋭く政府の抱える課題を正してきた議員。逆転することがないとなれば、極めて残念。大切な議席を失ったと思っている」と語っている通り、この森氏の落選は立憲民主党にとって大打撃になりそうです。

森氏の落選は立憲民主党の党勢低迷と無関係ではありません。事実上の一騎打ちであった新潟選挙区では、森氏は立憲民主党支持層を手堅くまとめていたのです。

参院選で全体の勝敗を左右する改選定数1の「1人区」32選挙区で、自民党は28勝4敗と大きく勝ち越した。野党候補が一本化され、事実上の一騎打ちとなった11選挙区でも9勝した。
中略
新潟では、立民現職の森裕子氏が7万票近い大差で敗れた。読売新聞社と日本テレビ系列各局が10日に共同実施した出口調査によると、森氏は立民支持層の93%を固め、共産党支持層にも浸透したが、立民の党勢低調をはね返せなかった。

引用元 立民支持層の93%固めたが…現職・森裕子氏、7万票近い大差で敗れる

立憲民主党の支持層の93%も固めたにも関わらず、新人候補に約7万票もの大差をつけられて敗北してしまったのです。

泉代表は、各世論調査の結果に対して、独自の世論調査では支持されていると自信を見せていたこともありました。支持層を固めた上での大敗北にどのような所感をお持ちなのでしょうか。

立憲民主党を象徴する議員の一人だった森氏の落選は、立憲民主党にとって衝撃的だったに違いありません。ただ、これは選挙で人々に選ばれなかったことでしかありません。とてもシンプルなことです。これが理解できなければ、立憲民主党の衰退は永遠に免れないでしょう。

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