衆議院議員総選挙比例投票の略称『民主党』問題。。。原因はまさかの事務的なミスと福山幹事長(当時)が説明。。。
衆議院議員総選挙が終わって負けを認められない立憲民主党側から上がった声が比例投票の略称についてでした。
今回の衆議院議員総選挙では、立憲民主党と国民民主党が略称を共に「民主党」としていたことで「民主党」票が両党に案分されることになりました。こうした事態に怒り心頭なのが立憲民主党の地方組織です。
その地方組織からの質問書に当時の福山幹事長が回答したのですが、原因はなんと『事務的なミス』だったというのです。
日本共産党との連携という一か八かの策に出たのに、まさかの事務的なミスをしてしまった立憲民主党はどう考えても政権を担える器量を持ち合わせているとは思えません。
福山幹事長(当時)が明かした事務的ミス。。。
衆議院議員総選挙の比例投票で、略称が同じであった場合の対応方法は案分とされています。公職選挙法は同じ略称を使うことを認めています。ですが、わざわざ同じ略称を使う政党があるとは立法当初は想定していなかったはずです。
同じ略称を用いたことについて立憲民主党の地方組織は怒り心頭です。地方組織がどうして同じ略称を使う事態になったのかについて、党本部に質問状を提出していました。その回答が福山幹事長(当時)から寄せられたのですが、驚きの内容でした。
立憲民主党と国民民主党がともに10月の衆院選の比例代表で略称「民主党」を使った問題を巡り、立民神奈川県連(阿部知子代表)は13日、枝野幸男代表(当時)宛てに提出した再発防止を求める質問書に対し、党本部から「事務的なミス」との回答があったことを明らかにした。
県連の滝田孝徳幹事長によると、回答があったのは11月11日。当時の福山哲郎幹事長から阿部氏に電話で「事務的なミスだった」と口頭で説明があった。滝田氏は「了承したわけではないが、これ以上文書での回答は求めないことを県連で確認した」と語った。
引用元 衆院選比例の政党名略称「民主党」問題 立民党本部「事務的ミス」と回答
福山幹事長(当時)が明かした理由は、驚きの『事務的なミス』だったというのです。枝野前代表は、政権交代の構図に持ち込めたと自信を持っていましたが、このような事務的なミスがあったとは衝撃です。
このような肝心なところで事務的なミスをする政党に、政権を担うだけの器が備わっているとは誰も思いません。
思いのほか批判が多かったのか、反省をした立憲民主党。。。
信じられないミスをした立憲民主党ですが、身内の地方組織等から批判が殺到したのでしょうか。珍しく反省の意を示しています。
立憲民主党の福山幹事長はNHKの取材に対し「1年前に新しい立憲民主党を結党した時『略称を民主党にしてほしい』という声が非常に大きかったため、略称を民主党で届け出た。衆議院選挙の前に略称をひらがなの『りっけん』にしようという議論はあったが、時間の壁もあり、間に合わなかった。混乱させたことは申し訳なく思う。来年の参議院選挙にはひらがなの『りっけん』で戦えるよう略称を変えていく予定だ」と述べました。
引用元 衆院選 立民と国民の略称「民主党」に約200万票
一方、この騒動に巻き込まれた側が国民民主党です。玉木代表は『われわれは結党以来、略称はずっと民主党だ。』と語っています。
つまり、立憲民主党は敢えて国民民主党に対して略称を被せてきたのです。国会では週刊誌のネタを元に騒ぎを起こしていた立憲民主党は国政選挙でもお騒がせしたということになります。
立憲民主党はイメージ刷新を図っていますが、その前に事務処理能力の向上を目指すべきではないでしょうか。事務処理能力が向上した時に初めて国政政党としてのスタート地点に立てるのではないでしょうか。