インフルエンザの再流行が懸念され、ワクチンを推奨
新型コロナウイルスの発生により、インフルエンザの国内流行は減少傾向でありましたが、海外の流行の兆しが見られ、インフルエンザ再流行が懸念されています。
■入ってくるのは「人、お金、コロナ」だけじゃない
今夏のインフルエンザ発生を予見させる理由は、3つある。
① 水際対策の大幅緩和 ⇒ 海外から感染症が流入
② 南米やオーストラリアでインフルが早期流行中
③ 2期連続の流行消失によるインフル免疫の低下
まず、日本も遅ればせながら、水際対策の大幅な緩和に乗り出したことだ。
政府は6月1日、1日あたり入国者数の上限を2万人に引き上げ、一部の国や地域からの入国時の検査などの免除に踏み切った。
段階的にでも”鎖国“を解いていけば、インバウンド経済は徐々に息を吹き返すだろう。円安下ではますます貴重な外貨獲得の道だ。
インフルエンザのワクチンの最大の目的は、重症化の予防であり、厚生労働省の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設の入所者では、発症予防効果こそ34~55%だったが、死亡を防ぐ効果は82%に上りました。
また世界的科学誌では、「インフルワクチンが新型コロナのリスクを減らす」という論文が発表され、ワクチン接種の推奨が呼びかけられています。