支持率5.5%の立民、支持率68.9%を記録した岸田内閣に対する内閣不信任案を提出するそうです。。。
1月に招集された通常国会も終盤になってきました。通常国会が閉会した後、待ち構えているのが参議院議員通常選挙です。
長丁場だった通常国会で安定した政権運営を行った岸田内閣とは違い、野党第一党の立憲民主党は中々存在感を示すことができませんでした。
このままではまずいと思ったのか、立憲民主党の泉代表は岸田内閣について『不信任に値する』と評価し、内閣不信任案を提出する姿勢を見せています。ですが、岸田内閣は最新の世論調査で68.9%もの高い支持率を記録しています。
7割近い支持率の内閣に5.5%の支持率の政党が不信任案を突き付けるのは民主主義国家の政党として、理解に苦しむ行動ですね。
内閣不信任案に言及した泉代表。。。
近年、通常国会の最終盤でよく見られた光景が野党による内閣不信任案の提出です。あまりに恒例になりすぎており、従来、内閣不信任案が持つ重みというのがかなり薄れてしまいました。
その恒例化した内閣不信任案の提出を泉代表が行おうとしています。
立憲民主党は1日、岸田内閣に対する不信任決議案の提出に向けて調整に入った。泉健太代表が「岸田文雄首相にわが国の運営を任せることはできない。不信任に値する」と記者団に表明した。
泉氏は同日、衆院予算委員会の集中審議で質問に立ち、物価高対策などをめぐり首相を追及。終了後、首相の姿勢を「具体策のない答弁が繰り返された」と批判した。
その上で、不信任案を調整する理由について「(先に成立した)2022年度補正予算を見たとき、国民生活、日本経済を改善させる具体策に大きく欠ける」と説明。党首討論の開催を求める方針も示した。
引用元 内閣不信任案、提出へ調整 泉代表「国の運営任せられぬ」―立民
泉代表は内閣不信任案を提出する方向で調整しているそうですが、その理由もいまいちしっくりくるものではありません。
岸田総理が打ち出した経済対策よりも具体的な策を立憲民主党はお持ちなのでしょうか。そして泉代表にとっては不信任に値するのかも知れませんが国民の過半数が岸田内閣を支持しているという事実があります。
過去最高の支持率を記録している岸田内閣
岸田内閣は発足して半年以上が経過しましたが、最新の世論調査では過去最高の支持率を記録しています。
岸田内閣を「支持する」人は、4月調査から3ポイント増えて68.9%と、政権発足以来最高となった。「支持しない」は24.6%だった。
「支持政党はない」と答えた人の中でも、6割近く(59.9%)が岸田内閣を支持していた。
夏の参院選を前に、岸田政権にとって好材料だ。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたことなどで、一定の評価を受けたものと思われる。政府の新型コロナ対策を「評価する」は、4月調査より5.9ポイント増えて65.4%、「評価しない」は27.9%だった。
岸田内閣は、自民党支持層だけではなく、無党派層からも多くの支持を集め、政権発足以降最高の支持率を出しています。
これほど高い支持率を記録している内閣に対して内閣不信任案を提出する大義はあるのでしょうか。あまりにも世間の岸田内閣に対する評価と泉代表が抱く岸田内閣に対する評価は大きく乖離しています。しかも、この調査では、立民の支持率は5.5%でした。
このような状況の下で内閣不信任案を提出されても人々の目には、悪あがきにしか見えないと思います。
泉代表は、内閣不信任案を提出する前に自身と世間がズレていることをしっかりと認識するべきです。現実を直視してほしいものです。この非常識さが、市民の多数から支持されない一つの理由でしょう。