中国のゼロコロナ政策の厳しい行動制限に大学生が抗議行動。。。
中国の習近平氏のゼロコロナ政策の厳しい行動制限が続く中、新型コロナウイルスは再流行が発生し、北京市などの学内に閉じ込められた大学生たちの抗議行動が続発しています。
中国では一部の地域で一般市民が厳しい対策に抗議する動きはあるが、学生たちの抗議活動が相次いで表面化するのは異例。
中国では大半の大学生が学内の寮で生活している。オミクロン株の感染拡大で、当局が4月下旬からロックダウン(都市封鎖)一歩手前の厳戒態勢を取り始めた北京市内の大学では、学生が学外に出ることを認めていない。ある大学では当初は医療機関への通院や就職活動の場合は外出を許可していたが、今月中旬ごろから全面的に禁止。構内に食料品店はあるものの、飲食物のデリバリーは受け取れなくなった。
北京大では15日夜、学生が住む寮区と教員側の区域を隔てる柵の設置作業が事前通告なく開始。学生が食堂やデリバリーを使えなくなる一方、教員たちは自由に移動できることから「不公平だ」などと不満が噴出した。多数の学生が集まって大学側とにらみ合いになり、柵は撤去された。
北京市政府は市民に対し、原則として市外に出ないよう求めてきましたが、抗議行動が勃発したことにより、学生の帰省を認める方針を発表しました。
長期間続く、ゼロコロナ政策。その影響は入国規制、香港ドルペッグ制をめぐるジレンマ、出口の見えない経済的低迷、そして続々と香港から離れる高級人材など悪化は拡大し、習近平氏のゼロコロナ規制の犠牲となったロックダウン地域の自壊は始まっていると考えられます。