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安全保障をめぐって各国が動いています。。。永世中立国すらNATOに接近している中、日本の野党は真剣に安全保障を語ることができていません。。。

各国が自国の安全保障政策の見直しを行っています。スウェーデンとフィンランドが18日に北大西洋条約機構『NATO』に加盟申請書を提出すると発表しました。更に、日本で特に永世中立国として知られるスイスもNATOとの距離を近づけていると報道されています。

ウクライナ情勢によって大きく動き始めた各国の安全保障政策ですが、こうした状況下でも日本の野党は、真剣に安全保障政策を見直すという動きは出ていません。

つい先日も立憲民主党の政策責任者の小川政調会長が、自民党内で行われている議論を『悪のり』と批判しています。

安全保障政策を避けようとする野党第一党に存在価値はあるのでしょうか。

従来の安全保障政策を大きく転換し始めた国々。。。

ウクライナ情勢を受けて、ヨーロッパでは安全保障政策を激変させた国があります。スウェーデンとフィンランドは従来の政策を転換し、NATOへの加入に向けて動き出しました。

スウェーデンのアンデション首相は17日、隣国フィンランドのニーニスト大統領との共同記者会見で、両国が18日に北大西洋条約機構(NATO)の加盟申請書を提出すると発表した。

ニーニスト氏は「民主主義の勝利だ」と語り、17日のフィンランド議会でNATO加盟申請が圧倒的多数で可決され、国民の間でも支持されている点に言及した。
引用元 フィンランドとスウェーデン、NATO加盟申請書を18日に提出

この2か国だけではありません。永世中立国として最も知られているスイスですら国是とも言える『中立』の方針を変えようとしているのです。

スイスの代名詞となっている永世中立という外交政策が、過去数十年間で最大の試練に直面している。ロシアのウクライナ侵攻を受け、スイス国防省が北大西洋条約機構(NATO)との距離を縮めようとしているからだ。
引用元 焦点:永世中立スイスがNATO接近、ウクライナ危機で揺らぐ国是

これらの3か国はウクライナ情勢を受け、真剣に安全保障を考えた結果、従来の方向を転換することになりましたが、こうした国々を見ていると心配になるのが日本の安全保障をめぐる議論です。真剣に議論すればするほど、野党からの批判が強まるのです。

真剣な議論を『悪のり』と指摘した立憲民主党の小川政調会長。。。

各国で真剣な安全保障の議論が行われている中、もちろん日本でも自民党を中心に議論が行われています。ですが真剣な議論であるのにも関わらず、立憲民主党の小川政調会長は自民党内での議論について次のように記者会見で批判しました。

立憲民主党の小川淳也政調会長は21日の記者会見で、国家安全保障戦略改定に向けた自民党内の議論に関し、「防衛費(GDP比)2%や敵基地攻撃能力など挑発的で非常に悪乗りした議論だ」と批判した。小川氏は「周辺国を刺激し過ぎる。国民を危うい状態に置きかねない。慎重な議論を要請したい」と述べた。

引用元 自民の安保議論「悪乗り」 立民幹部

自民党内での議論が『悪のり』であるなら、立憲民主党はどのように安全保障を考えているのでしょうか、その内容は伝わってきていません。またヨーロッパで従来の安全保障政策を転換した3か国も小川政調会長の目には『悪のり』と映っているのでしょうか。

野党第一党がこの調子では日本の安全保障についての議論が深まるわけがありません。立憲民主党にとって政府、与党の安全保障政策は単なる批判の材料にしかなりません。

人々の関心が高まっている安全保障を語れない政党が議席を保有していることは、人々にとって不幸としか言いようがありません。

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