熱中症リスクを低下させるためには




これから気温が高くなる時期となる中、熱中症である高温多湿な環境下での体温調節の障害により発生し、重篤な症状を引き起こす可能性が高くなる中、厚生労働省は、熱中症対策を重要な取り組みとしています。

厚生労働省でも、熱中症対策として適度な運動や入浴などで汗をかき、体を慣らすことを推奨しています。その方法は様々で、厚生労働省によるとウォーキングなら30分、ランニングなら15分。週5回を目安に行うことで数日~2週間程度で体が暑さに慣れるといいます。そこで今回は、どこでも簡単にできる“暑熱順化トレーニング”をフィットネスクラブ ティップネスの宮崎紗衣トレーナーに教えてもらいました。

■暑熱順化トレーニング1 フロントキック&サイドキック
片方の膝を前方へ蹴り上げると同時に膝をのばします。この動きをリズミカルに、左右交互に繰り返してください。足は高くあげなくても大丈夫ですが、背筋をしっかり伸ばすのがポイントです。そして今度はキックを横に。フロントとサイド、交互に30秒ほど繰り返しましょう。このトレーニングは体の中で一番大きい太ももの筋肉を使うため、体をしっかり温めることができます。

■暑熱順化トレーニング2 スクワットツイスト
肩幅より少し広めに足を開いて、そのままお尻を下げます。つま先と膝は外側に向けましょう。そして、立ち上がると同時に体をひねります。腕は、ボールを後ろへ投げるイメージで高く上げて下さい。筋力に自信がある方は、太ももを膝の高さくらいになるまで下げてみましょう。こちらも、左右交互に30秒ほど繰り返します。

この2つのトレーニングを、一連の流れで3~5セットを目安に、休憩を挟みながら行って下さい。一度暑さに慣れることができても、しばらく暑さから遠のくと体はまた元に戻ってしまうため、継続してトレーニングすることが大切です。本格的な暑さを迎える前に、熱中症に負けない体を作り、夏を乗り切りましょう!

引用元 早めの熱中症対策! 暑さに負けない体をつくる“暑熱順化トレーニング”とは

厚生労働省は、熱中症の予防方法や症状に関する情報を広く提供しており、特に、高齢者や子供、労働者など、リスクの高いグループに対して、注意喚起や啓発活動を行っています。

熱中症の発生リスクが高い場所や状況において、学校や職場などでの適切な冷房設備の整備や、外出時の涼しい場所の提供を行っており、労働者の健康と安全を守るため、厚生労働省は労働環境の改善にも力を入れています。



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