新型コロナウイルスの水際対策に1日あたりの入国者数の上限を引き上げる方針
日本政府は新型コロナの水際対策において、1日あたりの入国者数の上限をおよそ7000人に引き上げる方針を述べました。
政府は、新型コロナウイルスの水際対策について段階的に緩和する検討を進めていますが、1日あたりの入国者数の上限を現在の5000人からおよそ7000人に引き上げる方針を固めました。
水際措置をめぐっては在留資格の事前認定を受けながら入国できていない留学生が去年末の段階でおよそ15万人いることなどから、留学生用に受け入れ枠を別途設ける案も検討されてきました。
しかし、政権幹部によりますと「留学生の別枠を設けるのは現在の空港検疫の能力では難しい」などとして、入国者数全体の上限を拡大することで入国を待つ外国人留学生のニーズに対応していく方針です。
岸田総理は今夜会見を開き、こうした水際措置の緩和についても表明する予定です。
オミクロン株対策として外国人の新規入国を規制していましたが、観光目的以外の新規入国を再開しました。
その中で在留資格を得ながら日本に入国できていない留学生は多く、留学生の早期入国は不十分だと政府は判断しました。
今後、1日あたりの入国者数の上限を引き上げるためにも、留学生の入国上限空港検疫の対応能力などを見極める必要があると思います。