中国が石油備蓄増強、米国の石油放出協調呼び掛けを無視する。。。
米国政府が石油価格沈静化のため、備蓄放出の国際協調を呼び掛けているにもかかわらず、中国は、石油備蓄の買い増しを進めています。
2人の商社筋によると、2月上旬に中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が北京で会談した直後に、中国の石油の買い付けが増えた。
大手商社の石油担当筋は「2月に入ったとたんに(中国の買い手から)新たな買い注文を受けた」と述べた。別の大手商社筋は、同社や同業者が2月に米国から中国に数カーゴ分の原油を持ち込んだと話した。
複数の商社筋は、価格が高騰しているにもかかわらず中国が備蓄増強を決めたのは明白だと語った。
中国国有の中国石油化工集団(シノペック)の広報担当者は、今年1月の原油輸入量は前年同月並みで、2月についてはデータをまだまとめているところだと語った。ある中国の業界幹部は、放出の計画を策定するように言われているものの、最終的な指示が政府からまだないと2月に発言している。
中国を拠点とする商社幹部2人によると、シノペック傘下の商社ウニペックはここ数週間で異例に買い入れを進めている。これが中国の備蓄増加の一因だという。
呼びかけに応じない中国は、一体何を考えているのでしょうか。
一方、岸田首相は、国民生活や経済活動への影響を最小化するため機動的に対応する必要があるとして、これまで行っている施策の効果を検証するとともに、追加の対策も検討するよう指示しています。
原油価格の高騰が続く中、今後の対策を改善が必要になってきます。