テレビ朝日社長が辞任しますが、まさかの理由です。。。政府を批判する前に、自社に焦点をあてるべきではないでしょうか。。。

身内に甘いというのは立憲民主党だけではないようです。テレビ朝日の社長が辞任する運びになりましたが、驚くべきことはその辞任理由です。

辞任理由の1つには会社経費の不適切な私的利用があったというのです。

テレビ朝日は国民の共有財産である公共の電波を利用し成り立っています。会社経費の私的利用があれば、当然他の会社よりも厳しく糾弾されるべきでしょう。

ですが、テレビ朝日のモーニングショー等では、厳しい声は聞こえてきません。政府を批判するのも仕事の1つなのかもしれませんが、まずは自社への批判から始めるべきではないでしょうか。

まさかの辞任理由は会社経費の私的利用。。。

テレビ朝日は、昨年はテレビ朝日社員が宴会を開き、救急搬送されるという不祥事を起こし、つい先日には部長職にある人物が詐欺罪で大阪府警に逮捕されました。

不祥事が相次ぐテレビ朝日ですが、今回は社長が辞任する方向になりました。ただの辞任なら驚くことはありませんが、その辞任理由の1つには会社経費の私的利用が挙げられています。

（中略）
〈２〉不適切な伝票処理による会社経費の私的流用

亀山氏は社長就任後、スポーツイベントへの出席・営業活動のため、同局の費用負担で国内各地に出張していた。しかし、中には業務との関連が認められないにもかかわらず、会食やゴルフ等の費用を含め、あたかも業務上の関連があるかのように仮装し経費を精算していたことが確認された。

〈３〉その他

不適切な伝票処理以外にも、社長として不適切で業務遂行に支障をきたすおそれのある行為が確認され、取締役の善管注意義務に照らして問題視せざるを得ないものがあった。
引用元　テレビ朝日・亀山慶二社長が辞任　会食・ゴルフなど経費の私的使用

私的利用、しかも業務上関連があったかのように仮装して経費を精算していたというのです。

テレビ朝日が調査し発表したものなので、間違いはないのでしょうが、不祥事が続き、止めがこれではテレビ朝日の信用は地に落ちたと言っても過言ではありません。

昨年の宴会救急搬送事案が発生した時に、テレビ朝日社員の玉川徹氏は次のように語っていました。

　「モーニングショー」では昨年８月１１日に東京五輪のスタッフが宴会を開き緊急搬送された問題は報道した。この時にコメンテーターを務める同局社員の玉川徹氏は「テレビ朝日の社員として視聴者のみなさまの信頼を損ねたことを謝罪申し上げます。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

さらに「テレビ朝日として一体、何ができるのか。一体、なぜこういうことが起きてしまったのか。調査委員会などを作ってすべて明らかにする必要があると思います。社員個人の資質の問題なのか。それとも指導が足りなかったのか。それともテレビ朝日の構造的な問題なのか。これをすべて明らかにして視聴者のみなさまにすべてお伝えする。まず、そこからしか信頼は回復できないと思います。テレビ朝日の社員１人１人、役員１人１人が失われた信頼を少しでも回復できるようにこれからも努力するしかないと思います」などと発言していた。
引用元　テレビ朝日「モーニングショー」、亀山慶二社長の不適切行為での辞任を報道せず

宴会救急搬送事案では、信頼を損ねたと自覚していたようですが、今回の社長の辞任についてはどのようなお考えなのでしょうか。役員が信頼を失墜させては話になりません。

社長が会社経費の私的利用で辞任をしていては、玉川氏が望んだ信頼回復など到底不可能です。

政府を厳しく批判するように、今回の社長の辞任についても同様に厳しい声を玉川氏、そしてモーニングショーから上がることに期待したいと思います。それが信頼回復に繋がるのではないでしょうか。

テレビ朝日が使用している公共の電波は、国民の共有財産であることをしっかり自覚してもらいたいと思います。