テレビ各局、出演者感染で内容変更相次ぐ
日本の新型コロナウイルスの感染が広がる中、出演者の感染が相次ぎ、テレビ各局の内容変更が発表されました。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレビ制作の現場で再び影響が出始めた。出演者が感染者や濃厚接触者などになり、代役を起用する事態が相次ぐ。放送関係者は、「気を引き締めて制作するしかない」と、番組継続に危機感を強めている。
テレビ朝日では、21日午後9時から放送された音楽番組「ミュージックステーション」のサブ司会を務める並木万里菜アナウンサーが新型コロナウイルスに感染した。同局の弘中綾香アナウンサーが代役を務めた。
TBSでも、日中の情報番組「ひるおび!」に出演する日比麻音子アナウンサーが陽性と判明し、この日は同局の別のアナウンサーが登場。朝のバラエティー番組「ラヴィット!」でも、お笑いコンビ「東京ホテイソン」が休み、「カミナリ」が出演した。同局広報部によると、番組撮影時は、本番まで出演者はマスクを着用するなど対策を取ってきたという。
新型コロナウイルス感染防止の徹底を呼び掛けているテレビ局が、マスクの着用もせずに報道し、感染者が相次ぐ事態を国民に伝えている言動から、もはや報道番組の内容は説得力がないものと言えるでしょう。
また、放送関係者の「気を引き締めて制作するしかない」というコメントは、気持ち論だけの話であり、感染防止対策は何も語られていません。
一番感染防止対策をしていないと考えられるテレビ局の、不要不急な番組の放送休止を求めます。