小池百合子東京都知事が「首都の封鎖あり得る」都市封鎖回避への協力を呼び掛ける

小池百合子 東京都知事は「この3週間オーバーシュートが発生するか否かの大変重要な分かれ道であるということです」と、新型コロナのこれ以上の拡大を警戒しています。

小池都知事は、23日から3週間、イベントなど人が密集する空間への外出を控えるよう都民に呼びかけました。都内で大規模な感染拡大が認められた際には、東京都を封鎖する「ロックダウン」も検討するとしています。

また、小池知事は、海外から帰国後に感染が確認されるケースが多くなっていることから、羽田空港の検疫の状況を自ら確認することを発表。さらに、東京には大学も多く、症状の軽い人たちが感染を広げないように、若者にメッセージを出すことを明らかにしました。

記者会見で、「事態の今後の推移によっては都市の封鎖、いわゆるロックダウンなど、強力な措置をとらざるをえない状況が出てくる可能性があるが、何としても避けなければならない。いっそうの協力をよろしくお願い申し上げる」と述べ、都民や国民に対し、感染拡大を抑えるために協力を呼びかけました。

ロックダウンとは封鎖の事で、東京都の封鎖をここでは指しています。

米ニューヨーク(New York)州のアンドルー・クオモ(Andrew Cuomo)知事は20日、新型コロナウイルス流行の拡大を阻止する新たな措置として、必須の事業を除く州内の全事務所・店舗の閉鎖を命じ、人々の集会を全面的に禁止しました。

クオモ知事は、新たな措置は22日夜に施行され、違反者には罰金が科せられると説明。記者団に対し「われわれは今や全員が隔離下にある」と語り、ニューヨーク州は「一時停止」していると述べました。

必須の事業には食料品店や薬局が含まれます。クオモ知事は、必須ではない事業の労働者は全員が出勤を禁じられると表明。さらに、不要な個人の集会は「いかなる規模のものも」禁止されると述べ、公共交通機関の利用は「緊急かつ、どうしても必要である場合を除き」控えるよう勧告しました。

東京もこのような事態に陥る可能性があるということです。

先日行われた、さいたまスーパーアリーナでのイベントなどが、東京では多数行われるので、そこから感染が広がれば、東京の機能を停止せざるを得ないことになるのかもしれません。

 

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