立民・小沢議員が立民の意思決定に『結論を出すのがいちばん最後』と苦言です⇒ 安保戦略では維新の会、国民民主党に遅れた執行部は、小沢議員の苦言を受け入れるべきです。。
野党第一党としての存在感が全くない立民ですが、党の重鎮が苦言を呈しています。その重鎮は剛腕として知られている小沢議員です。
小沢議員は度々苦言を呈していましたが、今回は党運営に関わる意思決定についてです。小沢議員に言わせれば、立民の意思決定のプロセスは遅いと言うのです。
確かに、昨年末に岸田総理が閣議決定した安保3文書の対応では後手を踏んでいました。
実力はさておき、政権交代を目指すというのであれば、小沢議員の指摘を執行部は素直に聞く必要があるのではないでしょうか。
小沢議員が指摘する決定プロセスの遅さ。。。
通常国会が召集され、約1カ月経ちましたが立民にとっての見せ場は未だに訪れていません。目立っているのは連携で合意したはずの維新の会との軋轢です。
全くといっていいほど良いところがない立民ですが、所属している小沢議員が苦言を呈しています。
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、都内で開いた自身が塾長を務める政治塾で講演し、自己主張することの大切さや憲法改正に対する持論、安全保障などについて、1時間以上にわたり話した。立民の意思決定過程への苦言も呈した。
中略
その上で、立民の意思決定過程について「コンセンサス社会の典型。エンドレスに議論し、最後は仕方ないというところに持ってくる。結論を出すのがいちばん最後。だからほかの野党からばかにされる」と、苦言を呈した
引用元 小沢一郎氏「結論出すのが最後だからほかの野党にばかにされる」立民の意思決定過程に苦言
『結論を出すのがいちばん最後。だからほかの野党からばかにされる』と辛辣な言葉を投げかけている小沢議員ですが、それもそのはずで立民が『外交・安全保障戦略の方向性』を公表したのは維新の会、そして国民民主党よりも遅かったのです。
維新の会、国民民主党は安保3文書が閣議決定される前に方向性を示し、岸田総理に直接提言を手渡ししています。
早めに動いた維新の会と国民民主党とは違い、閣議決定後に立民が表明したのは泉代表の声明でした。
立憲民主党の泉健太代表は16日、政府が「安保3文書」で掲げた反撃能力の保有と、インフラ整備など防衛力を補完する予算も含め対国内総生産(GDP)比2%の達成に対し、「容認できない」との声明を出した。
声明で泉氏は、反撃能力に関し①先制攻撃とみなされるリスクが大きい②存立危機事態での相手領域内への攻撃を否定していない③専守防衛を逸脱する可能性がある-として容認できない理由を挙げた。そのうえで「わが国の防衛政策を担う責任政党として『外交安全保障戦略の方向性』をまとめ、国会での議論をリードしていく」と強調した。
引用元 立民、反撃能力「容認できない」閣議決定受け声明公表
『議論をリードしていく』と声明では訴えていましたが、立民の『外交・安全保障戦略の方向性』が決定したのは12月20日でした。
『結論を出すのがいちばん最後』であれば、議論をリードできるわけもありません。
毎度決定が遅いのでは有権者からの期待も萎むのは当然のことだと思います。泉代表率いる執行部には小沢議員の指摘を真摯に受け止め、党運営を改善してもらいたいと思います。