アメリカ、ブリンケン国務長官「ロシアがうその情報を拡散し軍事活動を正当化している」と非難
軍事的な緊張が続くウクライナ情勢ですが、欧米とロシアの一連の協議が来週行われるのを前に、アメリカのブリンケン国務長官が「ロシアが嘘の情報を拡散し軍事活動を正当化している」と非難したことが明らかになりました。
またその上で、「対話による解決か経済制裁のどちらを選択するのかはロシア次第だ」として対応を迫りました。
ウクライナ情勢をめぐって欧米とロシアは、来週、一連の協議を行う予定で、欧米はロシアに対しウクライナとの国境周辺に展開させている部隊の撤退を求める一方、ロシアはNATO=北大西洋条約機構がこれ以上拡大しないことを保証するよう要求しています。
アメリカのブリンケン国務長官は7日、記者会見を行い「ロシアはNATOがウクライナへの部隊や施設の配置を計画し対立をあおっているとか、東ヨーロッパに拡大しないという約束を破ったなどと主張しているが、いずれもうそだ」と述べ、ロシアがうその情報を拡散し、ウクライナ国境周辺での大規模な部隊の展開を正当化していると非難しました。
そして「こうしたやり方は、ロシアが2014年にウクライナに侵攻したときに目の当たりにした」と述べ、ウクライナへ軍事侵攻をした場合、さらに厳しい経済制裁で対応すると改めて警告しました。
ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に入るための動きを見せることに焦りを感じたロシアが、2022年にも軍事攻撃を計画していると報道されています。
ウクライナがアメリカをトップとしたNATOに加盟するということは、アメリカにつくことになります。
貿易の面や、軍事の懸念上なんとしても阻止したいのがロシア側です。
果たしてどのような解決を迎えるのでしょうか。現状すでにロシアとウクライナの国境沿いでは、戦争状態にあります。
戦火が広がらず、平和的解決が行われることを望みます。