台湾、市街戦訓練を公開
長期化する米中対立により、台湾を巡り緊張感が一気に高まっています。
そんな台湾有事への懸念が高まる中、台湾国防部は、陸海空軍の演習を報道しました。
南部・高雄で6日に行われた陸軍演習では、コンビニエンスストアや薬局が並ぶ「模擬市街地」で台湾での市街戦を想定した訓練を実施し、有事に対応できる能力をアピール。軍事圧力を強める中国をけん制した。
陸軍幹部は報道陣に「将来、必ず市街地が戦場になる。近距離、短時間での戦いに備えなければならない」と強調した。訓練のため、大小さまざまな「模擬市街地」が台湾各地に設置されているという。演習では、兵士が敵味方に分かれて爆音と煙の中で銃撃戦を展開。装甲車も出動した。
中台統一に意欲を示す中国の習近平政権は、「一つの中国」原則を認めず米国との軍事協力関係強化を独自に進める台湾の蔡英文政権に対し、日増しに圧力を強めている。国防部によると、昨年、台湾の防空識別圏に進入した中国軍機は約960機に上った。
台湾は、市街地戦を想定して中国からの侵攻に対する実戦訓練をしています。
また沖縄などでは、攻撃対象の懸念が強まっているため、自民党は、米軍を積極的に支援すべきだとの主張を述べています。
今後、台湾有事を想定して日本の対応も考える必要があります。