文部科学省の新型コロナウイルスに苦しむ受験生に対する方針
日本で新型コロナウイルス変異株のオミクロン株の感染者が発表され、文部科学省は受験について方針を述べました。
末松信介・文部科学相は27日、国公立・私立大の個別入試について、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者でも、無症状であれば別室で受験を認めると明らかにした。24日に入試に関するガイドラインを改定し、症状の有無にかかわらず受験を認めないとする通知を出したが、各地でオミクロン株の市中感染が確認される中、受験生らの不安や反発を受けて撤回した。
末松氏は27日夜、文科省で臨時の記者会見を開き「担当部署でもう少し時間をかけて検討し決定すれば良かった。不十分だったと認識している」と陳謝した。
文科省は、再度、ガイドラインを見直して、別室での受験を認める。オミクロン株以外の濃厚接触者と同様、PCR検査で陰性▽受験日は無症状▽公共交通機関で試験会場に行かない――などを満たすのが条件となる。高校や中学の入試もこれに準じた対応を求める方針だ。また、大学入試センターも来月15、16日に迫った大学入学共通テストで受験を認めるとみられる。
政府は、オミクロン株の濃厚接触者に対し、宿泊施設などで14日間待機するよう求めている。文科省はこれに対応し、待機が求められている場合は、大学入試について症状の有無にかかわらず認めず、追試や日程の振り替えなどで救済するよう各大学に通知した。
文部科学省の別室での受験の方針は、受験生にとっては安心できる内容と言えます。
日々、新型コロナウイルスに立ち向かう中でこのような方針は、受験生にとってモチベーションが変わるのではないでしょうか。
この方針をきっかけに、受験生が落ち着いて試験に臨めることを願っています。