北海道と一都三県が解除の残すのみとなった。解除基準達成したとしても恐怖の感染拡大「首都圏一体」には埼玉県はジレンマを…




首都圏4都県で新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の継続が決まった。4都県の感染状況には差異があり、埼玉、千葉両県はすでに解除の目安をクリアしている。ただ、生活・経済圏としての一体性の高さを度外視することはできず、東京、神奈川両都県と一括の扱いとなった。

■解除心待ちも「懸念材料が…」

「埼玉県としては一刻も早く解除していただいて通常の状況に戻ることを希望してきた。しかし、現時点ではまだ懸念材料が残っている…」

埼玉県の大野元裕知事は21日、県庁でこう記者団に語り、緊急事態宣言継続の判断を評価する姿勢を示した。

解除の可否判断の焦点となったのは、政府が専門家会議の提言に基づいて定めた「直近1週間の新規感染者の累積報告数が人口10万人当たり0・5人程度以下」という目安だった。

この基準をすでに達成した埼玉県では、外出自粛の影響に苦しむ飲食業界を中心に、解除を心待ちにする県民は少なくない。ただ、日常的に東京都と行き来する人が多い土地柄を踏まえると、拙速な解除は甚大な感染拡大を招きかねないというジレンマも抱える。

実際、埼玉県は4月16日、営業自粛要請の内容に「飲食店での酒類の提供を午後7時までに限る」との項目を追加している。東京都がこの要請を先行して実施していたため、規制が甘い埼玉県へ都内から人が流入していると判断したからだ。東京都と同じ水準に合わせざるをえない状況は、経済的に密接に結びつく周辺の県にとって「宿命」ともいえる。

大野知事は21日も、宣言解除の可否に関し「首都圏全体で考えなければいけない、特に東京について考えなければいけない」と重ねて訴えた。その上で「東京もずいぶん(感染者数などの数値が)下がってきてはいるようだが、まだまだ心配なところがある」と強調した。

埼玉県は、県民に対する外出や営業の自粛要請の解除の可否を判断する際も、東京都内での感染状況を慎重に見極める方針だ。

■自粛解除、要請別に判断

埼玉県は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて実施している外出や営業の自粛要請について、要請の内容別に異なる目安を設け解除の時期を判断する構えだ。

現時点で県が目安として想定しているのは、(1)新規陽性者数(2)感染経路が分からない患者の割合(3)重症者用ベッドの占有率(4)感染経路(5)東京都の感染状況-の5項目。

「外出自粛」「営業自粛」「酒類提供時間の制限」の要請別に、5項目の基準値をそれぞれ設定する方向だ。このため、要請の内容によって解除時期が異なってくる可能性が高い。

営業自粛に関しては、要請対象をさらに細分化し、(1)博物館や美術館など(2)クラスター(感染者集団)が発生していない劇場や映画館など(3)感染防止に特段の留意が必要なスポーツジムやナイトクラブなど-の3グループ別に異なる基準値を設ける。

解除する際は「新しい生活様式」の浸透状況も見極め、専門家の知見を重視して判断する。大野知事は「受け身でなく積極的に取り組みを進め、県民にとって可能な限り安心な環境を作り上げる」と話している。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000506-san-pol

GNJ
GNJ
残すは北海道・埼玉・千葉・神奈川・東京都となった緊急事態宣言解除。首都圏は一体となって解除の方針を固めているが故に解除基準をクリアしている埼玉にとっては、何とも言い難い状況であるだろう。だがしかし首都圏内である以上、やはり協力をして感染拡大防止の為にも尽力してもらいたい。

ネットの意見

東京を気にしてのジレンマを抱えていることを懸念するより、
県内ピーク時に露呈した県内の病床不足なりを再検証して、
再流行に備える方が先だと思うけどな。
昔は東京と埼玉、神奈川の一部は武蔵國で一緒だったし、今も都内に通勤している人が多いので、東京と神奈川が基準を満たしていない現状をみれば簡単には解除はできないわな。
早いところ東京と神奈川が基準以下となることを願うしかない。
東京に通勤しているけど今在宅って方も多いですから…。6月には通勤が普通に戻って少し流行が盛り返すのかな。いくつかホテルが協力してくれたから病床の方は大丈夫になったんだろうか。
今は主に院内感染が数を占めるようになっているけど、都内への通勤客の数を考えると仕方がない部分もありますよね。各県で感染が判明しても、感染経路が不明だと結局それは通勤先とその途上で感染してると考えてもおかしくないんですから。
都道府県は行政上のくくりであり、実際に感染が生じるのは生活圏でのくくり。そもそも違うものなので、首都圏一体と言う考え方自体は正しい。なので行政トップはそれを進めればよい。
この状況なのに、うちの件は基準を満たしているのになぜだ!という民衆は無視しておけばよい。万が一再度感染拡大が生じたら、この手の民衆が真っ先にクレームを言うからね。
まあ、無視の仕方は気を付けておかないとね。
人の接触や、移動が感染拡大に寄与するのであれば、この方針は極めて合理的だと思う。
都道府県境は所詮は人為的に引いたものだから、これだけで線引きするには無理がある、かと言って細分化も難しいので100点満点は不可能に近い。バランス良い政策を期待します。
この人は知事選で実務経験を評価されタレント候補を破って当選したのに
やってる事は東京の後追い 補償は東京より断然少ない
次の知事選では槍玉に挙げられるでしょうね
さいたま市とかは人口も多いし東京と一体というのはわかるが群馬に近い人口の少ない村だとそうでもない。
県境での区分ではなく市境での区分ができるとより柔軟になるんだが。
昨日の知事のテレビ出演を見ていても首都圏一体に迷いは無かったように思う。
逆にマスコミ側が東京都や神奈川県に引っ張られて解除出来ない方向に話を持っていこうとしています。




関連記事一覧