枝野前代表は『自民党ばかり見ていた』と泉代表が発言。蓮舫議員はコメントを残さずに会場を去りました。。。


立憲民主党の新代表に泉健太衆議院議員が選出されました。決してお世辞にも盛り上がったとは言えない立憲民主党の代表選が終わったわけですから、次に注目されるのは、泉健太新代表の党運営です。

ですが、新代表の船出は厳しいものになりそうな気配です。泉新代表は、枝野前代表の姿勢に苦言を呈し、更には立憲民主党の看板議員の1人でもある蓮舫参議院議員は、マスコミにコメントを残さずに会場を後にしたと伝えられています。

新代表は立憲民主党を再生することができるのでしょうか。それともまたしても分裂の可能性があるのでしょうか。

新代表の泉健太衆議院議員、枝野前代表に苦言。。。

立憲民主党は枝野前代表が創設し、代表の座を退いたとはいえオーナーであることに変わりありません。泉新代表が、枝野前代表の功績を称えながらも、苦言を呈していることを朝日新聞が伝えています。

 泉氏は会見で、枝野幸男氏らによる前執行部について、「常に自民党と戦っている政党、これは間違いないが、ともすれば自民党の方ばっかり見て、対抗して、国民に対する説明、発信が弱くなっていた」との考えを示した。新体制での党のあり方については、「(政党活動の)原点には、国民に何を届けるかということが大事だ」と強調した。

また、枝野前代表と比べて自身の知名度が低いことに触れ、「これから高めていかなければいけない」と語った。
引用元 枝野氏らの前執行部は「自民党の方ばかり見ていた」 立憲・泉新代表

枝野前代表らの戦略について苦言を呈した泉新代表ですが、枝野前代表は代表を退いてもオーナーであることに変わりなく、更に言えば、立憲民主党内最大グループの『サンクチュアリ』の顧問です。

最大グループの顧問に苦言を呈することが、今後の党運営にどのような影響を及ぼすのか要注目です。

更に気になることがあります。泉新代表は、『(政党活動の)原点には、国民に何を届けるかということが大事だ』とも語っています。この発言を素直に受け取れば『広報活動』を指すものと思います。

枝野前代表のもとで、広報活動の責任者、広報本部長を務めていたのが蓮舫参議院議員です。その蓮舫参議院議員の行動が波紋を呼んでいます。

蓮舫参議院議員、コメントも残さずに会場から去る。。。

新代表が選出されたのですか、多くのマスコミはこれまで立憲民主党を背負ってきた国会議員のコメントを取りたかったはずです。もちろん蓮舫参議院議員もコメントを求められる国会議員の1人です。

ですが蓮舫参議院議員は、コメントも残さずに、会場を去ったとのことです。

 立憲民主党の蓮舫氏(54)が30日に行われた代表選終了後、ぶら下がり取材に応じず、コメントを残さずに会場をあとにして波紋を広げている。

「当初、NHKが枝野幸男前代表、福山哲郎前幹事長、蓮舫氏に取材を申し込んでいました。蓮舫氏と枝野氏は帰りましたか…」と話すのは立民関係者。

蓮舫氏は枝野執行部で代表代行として打倒・自公政権の急先鋒に立ち、広報本部長として積極的にPR活動を行ったことで知られる。
引用元 蓮舫氏 立憲民主党・泉健太新代表誕生にノーコメント 次のポストは…一兵卒?

コメントを残さなかった理由とは一体何なのでしょうか。自民党総裁選を見れば、自身の意に沿わなかったとしても、多くの自民党所属国会議員は、マスコミ対応を行います。

今まで党運営を担ってきた国会議員がマスコミ対応をしないというのは、驚きです。

泉健太衆議院議員が新代表に選出された立憲民主党ですが、早くも党内で波乱が起きるのでしょうか。そろそろ、党内政治や過度な政権批判や内ゲバよりも、政策を国会に残してもらいたいと思います。

関連記事一覧