『意見』しただけで『攻撃』という扱いになるのでしょうか。。。志位委員長は『結社の自由』を根拠に処分の正当性を訴えています。。。
日本共産党が異例の事態に陥っています。党員が日本共産党執行部に意見をしたことに対して執行部が過敏とも言える反応を示しています。
意見をしただけで執行部はそれを『攻撃』と捉え、党員に対して除名処分を課したのです。
この日本共産党の対応について、同じ野党の維新の会の所属する足立議員は『狭量な権威主義体制が必ず陥るパターン。』と指摘しています。
パワハラ問題では迅速に対応し評価された日本共産党ですが、今回の件では支持を得ることが出来るのでしょうか。。。
党員の意見に日本共産党が異例の対応です。。。
立民の友党としての地位を確立している日本共産党ですが、その組織体質が注目を集めています。党首公選制党を訴えた党員に対して日本共産党は驚くことに除名処分を課したのです。
この除名処分に対して執行部の一員の小池書記局長は記者会見で次のように語っています。
共産党の小池晃書記局長は6日の記者会見で、党首公選制の導入などを著書で訴えた同党員のジャーナリスト、松竹伸幸氏を除名処分とした理由について「異論を述べたから処分したわけではない。異論を外から攻撃する形でやってきた(からだ)」と述べた。
小池氏は「わが党はいかなる理由があろうと、憲法に保障された出版の自由は断固として守る立場だ」と説明。交流サイト(SNS)上で党の対応に批判が出ていることについては「異論を排除するのかと心配されていると思うが、そうではないと丁寧に説明していく。やっぱり党をしっかり守らないといけない。攻撃されたら」と強調した。
引用元 共産幹部「攻撃されたら党を守らないと」異論の党員除名
意見を表明することがどうして『攻撃』という認識になるのでしょうか。この日本共産党の対応について維新の会の松井顧問は『党のために問題提起したのに、除名されるというのは民主主義じゃない。党の体質がみえた』と批判しています。
日本共産党に言わせれば『攻撃』であった今回の一件ですが、分派活動もあったと執行部は指摘しています。
松竹氏自身が『週刊文春』1月26日号で、日本共産党に対して「およそ近代政党とは言い難い『個人独裁』的党運営」などと攻撃を書き連ねた鈴木元氏の本(1月発行)について、「本当は春ごろに出すつもりだったのですが、『同じ時期に出た方が話題になりますよ』と言って、鈴木氏には無理をして早めに書き上げていただいた」とのべています。党の聞き取りに対して、この本の「中身は知っていた」と認めています。これらは、鈴木元氏の本の内容が党攻撃であることを知りながら、その発刊を督促したことを自ら明らかにしたものです。この行為が、党攻撃のための分派活動にあたることは当然です。
引用元 党攻撃とかく乱の宣言
この計画が分派活動という扱いになるとは驚きを禁じ得ません。計画・相談が処分の対象になる政党が今の時代に存在していたことも驚きです。
党首公選制を意見するきっかけになった志位委員長は今回の処分について『攻撃から党を守ることは、憲法21条に保障された「結社の自由」――「政党に対して高度の自主性と自律性を与えて自主的に組織運営をなしうる自由」(最高裁判決)に基づく当然の権利です』と自身のSNSに書き込んでいます。
日本共産党は党内のパワハラ問題について迅速に対応し、評価を得ましたが今回の件では今の時代に則した組織運営がなされていないことが明らかになりました。
時代の流れに日本共産党はついていけないのでしょうか。。。旧態依然な組織体質を露わにした日本共産党は党勢拡大が難しいと思います。