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朝日新聞編集委員がTwitterに不適切投稿し、批判を浴びアカウント削除。朝日新聞はTwitterで謝罪、編集委員を記者ページから削除

「あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れ慄く。新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない。」このツイートがネット上で話題となっています。

バカッターの投稿であれば、それほど話題にもならないのですが、この投稿は朝日新聞の編集委員の投稿だというから、ネット上では騒然となりました。

※現在はアカウントごと削除

Twitterの哨戒にも朝日新聞編集委員と記していました。

編集委員とはどんな役職なんでしょうか?Wikipediaにはこのように記してありました。

メディア、とりわけ新聞社、通信社において一定のキャリアを積んだ後、特定の部署に所属せず記者の専門分野を生かした記事を執筆する制度である。 日本においては、1959年3月に朝日新聞社が整理部の機構改革のために誕生させたもので、特に整理部の編集デスクに対して使用していたが、1965年11月1日付にて誕生させた。
分野に特化した優れた専門のライターを育成し、部長や局長等の管理職にならなくても記事の執筆能力で管理職と同等の処遇を受ける事が出来るものである[1]。記事についても通常の報道ではなく、コラムなど分析を含んだものを書くことが多い。

編集においては、管理職と同等の位置にある人物がこんな投稿をすれば、朝日新聞自体のコンプライアンスに関わることになります。

「人でなし」
「仮にも日本を代表する大新聞社、朝日新聞の編集委員と称する方が、この状況を『痛快』と表現してしまう。当然ながら一番困っているのは社会的な弱者なのだが… レトリックだとしても稚拙に過ぎるだろう」
「5000人近くの方が亡くなられているというのに『痛快な存在』って…」
「罹患した方や関係者、経済的損害を被っている事業者と消費者に対して、身内でも今まさにその取材に駆けまわっている若い記者にもそれを言えるのだろうか」

ネット上でこのような批判的な意見が飛び交うのも無理ありません。

小滝氏は、Twitterのプロフィールにも『朝日新聞編集委員』と看板を掲げているので、その批判は当然朝日新聞にも向きます。

すかさず朝日新聞はTwitterに謝罪の投稿を出しました。

朝日新聞記者の小滝ちひろ編集委員が13日、ツイッターに不適切な投稿をしました。本社は、報道姿勢と相容れない行為だったと重く受け止め、専門的な情報発信を担う「ソーシャルメディア記者」を取り消しました。本人が説明やおわびなしにアカウントを削除したことも不適切でした。深くおわびします。 pic.twitter.com/ZBoZbOGBmv

— 朝日新聞社 広報 (@asahi_koho) March 14, 2020

そして、朝日新聞の記者ページから小滝氏の情報を削除しました。

世間からは火消しに走っているとしか思われないでしょうが、新聞記者にも倫理教育が必要な世の中になってきたのかもしれません。

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