衆議院議員総選挙を前に、立民が窮地?支持母体、有力支持団体離れが加速か?
衆議院議員総選挙に向けて各政党がしのぎを削っています。熾烈な選挙戦が行われると思いますが、立民には急ブレーキがかかっています。
枝野代表が日本共産党に接近をし続けた結果、連合は不快感を示し続けています。更に有力な労組とされている全トヨタ労働組合連合会が、与党へ接近を強めています。
更には、選挙区調整でも調整能力がないことが、東京8区で明らかになりました。
政権交代を目指す前に、枝野代表は組織や連合との関係をもう一度見つめ直すべきでしょう。
連合新会長と会談し、懸念払拭に努める枝野代表。。。
連合のトップは交代しましたが、従来から立憲民主党と日本共産党との連携について苦言を呈してきました。その方針は新会長が就任しても変わることはありません。
枝野代表はそのことを危惧してか新会長と会談を行い懸念の払拭を図りました。
立憲民主党の枝野幸男代表は11日、国会内で連合の芳野友子会長と初めて会談した。芳野氏によると、衆院選の連合推薦候補に対する共産党の影響を排除するよう要請したのに対し、枝野氏は「連合には迷惑掛けないよう、十分徹底していく」と応じたという。
芳野氏は就任直後の7日の記者会見で、共産党が「限定的な閣外からの協力」をするとした立民との党首合意を盾に「共産の政策をねじ込もうという動きがある」と不快感を示していた。
引用元 「連合に迷惑掛けぬ」 立民代表
衆議院議員総選挙を目前としても、支持母体すら納得させることができない枝野代表に組織をまとめることはできるのでしょうか。
連合が否定的な日本共産党との連携ですが、有力労組も従来とは違った動きを見せています。
有力労組の与党へのシフトチェンジ。。。
枝野代表の動きに懐疑的な動きを持っているのは連合だけではありません。有力労組の全トヨタ労働組合連合会は与党への接近を強めています。
野党側にいた労働組合トップが与党国会議員と一緒に知事に要望に行く。それは異例の光景だった。
9月1日夕、愛知県公館で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の鶴岡光行会長が、カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス実質排出ゼロ)への要望書を大村秀章知事に出した。傍らには自民党県連会長・藤川政人参院議員のほか公明、立憲民主、国民民主の与野党国会議員。鶴岡氏は「スピード感を持って対応するには超党派の取り組みが必要」と強調した。
全トは「民主王国」愛知を支えてきたが、共産党と野党共闘を進める立憲から離れ、昨秋から自民に接近する。4月上旬には鶴岡氏と藤川氏が名古屋市で酒席を囲んだ。選挙協力の話は一切なかったというが「それで全トの信頼を得た。歴史的会合だ」(自民関係者)とわく。
引用元 全トヨタ労連、異例の「与党シフト」 突き動かすCNへの危機感
枝野代表は、政権交代を目指すと語っていますが、そうしたことを語る前に、支持母体や有力労組の信頼を獲得して、それをまとめることの方が最優先ではないでしょうか。
枝野代表は足元すら固められないのであれば、政権を担うことは夢物語でしかありません。マスコミによって、立憲民主党が政府を批判する姿は重ね重ね報じられています。そのような姿勢を嫌と言うほど見せられれば、支持母体等の気持ちが離れることは無理もないことです。
今一度、支持母体との関係構築を整えてから政権交代を訴えるべきではないでしょうか。。。
支持母体との関係もうまくできないようであれば、国民をまとめることも、海外の各国との関係を作ることも不可能でしょう。