万全を期する東京五輪の新型コロナウイルス対策の対象にはマスコミ関係も。不安を解消する『バブル方式』。
東京五輪へもあと2か月を切り、開幕が近づいてきました。安心安全な東京五輪の開催に向けて努力を続ける関係者には頭の下がる思いです。
開幕が近づくにつれて、マスコミはようやく東京五輪の新型コロナウイルス感染対策を報じ始めました。東京五輪は、スポーツの国際大会で取られている感染防止対策の『バブル方式』を導入することになっています。
選手らに対して『バブル方式』をとることは、感染防止対策を取るうえで最低限のことだと思いますが、東京五輪では、更に安心安全を高めようと、『バブル方式』の対象を海外マスコミにも広げる方針が明らかになりました。
安心安全な東京五輪の開催に向けて、人々も関係各所が練り上げた感染防止対策について理解する必要があるのではないでしょうか?
各国際大会でも実施されている感染防止対策『バブル方式』。
東京五輪の開催について、もっとも懸念されているのが新型コロナウイルスの影響です。ですが、世界に目を向けてみるとスポーツの国際大会は観客の有無等の差はあるにせよ、実施されているのが実情です。
国際大会が実施されるにあたって、感染防止対策として取り入れられているのが『バブル方式』です。
<様々なスポーツで導入が進むバブル方式とは?>
サッカー、バスケットボール、多くのスポーツ大会で導入されるバブル方式とは、「開催地を大きな泡で包むように囲い、選手やコーチ・関係者を隔離。外部の人達と接触を遮断する」方法です。
入国前のPCR検査、入国後のPCR検査。そして大会期間中にも定期的に検査を行います。それだけではなく、移動制限・行動制限も厳しく「ホテルと練習会場・会場以外には原則移動できない」ようにします。
東京オリンピックでもこのバブル方式を採用することが決まっており、厳しい検査体制と行動制限が課せられる予定です。
引用元 バブル方式とは|東京五輪や国際大会で注目される新型コロナ対策
厳しい行動制限が伴う『バブル方式』ですが、この感染防止対策の肝は一般人との接触を避けることです。
東京五輪では、事前の行動計画の提出が求められ、そこに記されていないものについては、選手村などからの外出は認めないことになっています。さらに出国前に2度の検査、滞在中は毎日検査が求められています。
類を見ない厳しい『バブル方式』が実施される東京五輪ですが、更に厳しい方針が打ち出されました。
感染防止対策の対象の拡大!!海外のマスコミも対象に!!
選手らに対して厳しい感染防止対策を実施する東京五輪ですが、海外のマスコミもその対象に加える方針が明らかになりました。
海外から大会に合わせて訪日する報道陣にも厳しい規制をかける。入国前から宿泊先のホテルに到着するまでは、選手と同様の検査数を義務付ける。公共交通機関の利用も禁じ、宿泊先は組織委が一棟やフロアごと貸し切った施設に限り、警備会社などの協力を得ながら、出入りを管理する仕組みを検討している。
行動計画で申告し、許可されたもの以外は宿泊先からの外出を許さず、市中での取材も認めない。食事もホテルのルームサービスやデリバリーなどを使う。街中の飲食店も利用不可だ。
引用元 五輪「バブル方式」で感染防止 海外報道陣、市中取材も禁止 徹底課題に
東京以外で行わる協議の取材については、組織委員会が指定する移動手段でのみ移動でき、さらに特別の感染防止対策を施すことが予定されています。
こうした関係者が練っている新型コロナウイルス感染防止対策について、多くの人は知っているのでしょうか?
マスコミがいたずらに不安を煽り、感染防止対策を報じないことは、東京五輪の開催について要らぬ不安を抱く人を増やしているだけにしかなりません。
政府そして組織委員会は、考えられる中で最も厳しい感染防止対策を策定しています。東京五輪の開催について否定的な人は、今一度、マスコミに騙されるのではなく、自身の目で、東京五輪の新型コロナウイルス感染防止対策を見てみるべきです。