LINE『サーバーは日本です』⇒『実は日本と韓国でした』と訂正 ⇒ 個人情報保護委員会の徹底した検査をお願いします
中国の関連企業によって、LINE利用者の個人情報が外部から閲覧可能だった問題は、朝日新聞にしては珍しいスクープでした。このスクープを皮切りに、マスコミはLINEについて報じ始めましたが、今ではすっかり下火です。
このLINEの問題はマスコミが関心を示さなくなっただけで、根本的な問題が解決したわけではありません。
そして今回の一報を契機にLINEの杜撰な個人情報への認識が明らかになりました。そのLINEについては、個人情報保護委員会が立ち入り検査を実施しています。
個人情報保護委員会には、全容の解明に向けて全力を尽くしてもらいたいものです。
LINEが堂々とついていた嘘。。。
今回のLINEの問題は、中国の関連企業が個人情報を閲覧することが可能だったということが主題として報じられています。
当然のことながら、それも大問題ですがサーバーの問題も忘れてはいけません。LINEのデータの保管状況については、次のように報じられています。
正しくは、システムの管理を委託されていた中国の会社の技術者からアクセス可能な状態になっていて、実際に中国の技術者から少なくとも32回、日本のサーバーにアクセスがあったことが確認されているとのことだ。
朝日新聞のスクープだったこの一報には、さらにゆゆしき続報があった。利用者間でメッセージをやりとりするサービス「トーク」に投稿されたすべての画像と動画が、韓国内のサーバーに保管されていることが分かったというのである。
引用元 LINE“やっぱり”中国・韓国に個人情報ダダ漏れ 噂が絶えなかった安全性への懸念 リスクに対する行政の「お花畑発想」露呈
LINEの『トーク』に投稿された内容が、韓国のサーバーに保管されていました。このことをLINEは事前に説明していたのかというと、全く説明していませんでした。
LINEは31日、中国の関連会社から個人情報が閲覧可能だった問題を受け、個人情報の取り扱いを定めた「プライバシーポリシー」を改定したと発表した。従来は個人データを「第三国に移転する場合がある」としていたが、韓国、ベトナムなど初めて移転先の国・地域名を明示した。
個人データの保管場所についても「主要データは日本」としていたが、「日本および韓国のデータセンターで保管」と書き換えた。
引用元 LINE、規約改定でデータ移転先明記 韓国、ベトナムなど
LINEは個人データの保管について、明確に『日本』と言っていました。そして今回の報道を受けて慌てて『韓国』を付け足したことが伺えます。
一度嘘をついた企業を、もう一度信用することは無理があります。マスコミの報道が下火になりましたが、珍しく政府は早急に動きました。
個人情報保護委員会がLINEに立ち入り検査を実施
個人のデータの保管場所を『日本』としていながら、『韓国』に保管していたLINEですが、平たく言えば、嘘をついていたわけです。なぜ嘘をつく必要があったのでしょうか?
このような杜撰な個人情報の扱いが明らかになったLINEですが、政府の個人情報保護委員会が立ち入り検査を実施しました。
政府の個人情報保護委員会は31日、無料通信アプリ「LINE」の利用者情報が中国の関連企業で閲覧可能となっていた問題を受け、個人情報保護法に基づき、LINEと親会社のZホールディングスの2社に立ち入り検査を行った。
調査の結果、法令違反などの問題点が判明すれば、指導や勧告などの措置を取る。
中略
個人情報保護委の福浦裕介事務局長は同日の衆院内閣委員会で、立ち入り検査の理由を「個人情報保護法の順守状況をより正確に判断するため、委託先での監督状況の実態や、データへのアクセス権限の管理などを確認する必要がある」と説明した。
引用元 LINEに立ち入り検査 個人情報保護委、指導・勧告も
堂々と嘘をつき、個人情報を危険に晒したLINEには、それ相応の対処が求められていることは言うまでもありません。
韓国資本ということもあり、マスコミは究明には弱腰のように映っています。
個人情報保護委員会には徹底した究明が、多くの人々から期待されています。国際情勢に鈍感で、個人情報を他国に晒すような企業は、日本には不要です。
LINEには、『畳み方』のシミュレーションをしておくことを強く勧めたいと思います。