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コロナ禍だからこそ東京五輪はやるべきでしょう。開催可能なことは様々な国際大会が証明してくれています。

東京五輪について読売新聞が行った2月の世論調査では、開催が36%、延期が33%、中止が28%という結果となりました。(参考

読売新聞の世論調査は、様々な選択肢が入れられていたことが分かりますが、他の世論調査では、開催か否かという乱暴なものが散見されます。

東京五輪の開催の中止は、東京都が巨大な違約金を支払うことになります。東京五輪を開催するために、成功に終わった他の大会を参考にしてみてはいかがでしょうか?

東京五輪の開催の可否だけを問う議論は、何一つ建設的なことはありません。

もし、再延期や中止になれば、莫大な違約金を背負うことになります

スポーツライターの酒井政人氏は、東京五輪の再延期と中止になれば、開催都市の東京都は、莫大な違約金を払わなければいけなくなる可能性があると指摘しています。

東京五輪・パラリンピックの大会経費は、大会が1年延期となったことで新たに2940億円が必要となり、総額1兆6440億円まで膨れ上がった。東京五輪が中止となると、日本側は経済的に大きな損失を被ることになる。
それは、いずれ国民の生活にも大なり小なり影響を与える。また東京都が開催を拒否した場合は、さらにスポンサー企業(68社、総額約3500億円)への返金と違約金が発生する可能性がある。
引用元 東京五輪を”ボイコット”する日本国民がこうむる「どえらい逸失利益」

とんでもない金額です。もちろん開催すればこれだけの違約金は払わなくていいわけです。しかし、勘違いしないで頂きたいのは、お金のためにオリンピックをやれという話ではありません。

メディアでは、やるかやらないかの究極の二者択一で語っていますが、今本当にすべき議論は「どうやったら東京五輪を開催して成功に導けるか」ということなのです。

スポーツ界は知恵を絞って国際大会を成功させています

酒井氏は東京五輪開催に向けて「徹底した感染防止対策で日程を終えた全豪オープンに学べ」とも指摘しています。

全豪オープンは、新型コロナウイルス対策が徹底されたなかで全日程を無事に終えました。酒井氏は「開催に向けて東京五輪のヒントになることがたくさんあり、大会関係者は大いに学ぶべきだろう」と述べています。

また、新型コロナウイルス感染拡大後、国内で初となる国際大会を成功させた体操の「バブル」方式も参考にすべき例でしょう。

出発2週間前から自国での行動制限やPCR検査が義務付けられ、来日中は外部との接触を遮断する「バブル」と呼ばれる空間に入った。チームごとにホテルのフロアを貸し切り、警備員を配置。不慣れな環境にも「あまり苦じゃなかった。試合に出られるなら何でもする気持ちだった」と女子の寺本明日香(ミキハウス)が話したように、選手たちの理解も大きいようだった。

開催地を大きな泡で包むように大会を運営し、選手や関係者の外部との接触を遮断する「バブル」方式。昨夏のテニスの全米オープン、競泳の国際リーグ(10~11月、ハンガリー)など多くの競技が採用し、今やスポーツイベントの「ニューノーマル」とも言えるようになった。入国前後や期間中の定期的なPCR検査に加え、厳しい外出制限も設ける。
引用元 選手を外界と遮断「バブル」方式、スポーツ大会に定着

このように、スポーツ界では試行錯誤し、様々なコロナ対策を採用し、次々と国際大会を成功に導いています。

しかも、全豪オープンでは、開催地域のロックダウン状況により、無観客にするか有観客にするか柔軟に切り替えていたのです。

そして、全豪オープンや体操の国際大会について誰か非難していたでしょうか?全豪オープンは大坂選手が優勝して、大きく報じられました。体操も終わってみれば大成功でニュースでも称賛していました。

野球やサッカーなどのプロスポーツもはじめは心配の声が上がっていましたが、今ではどうでしょうか、観客数は抑えていますが普通に開催されていす。

なぜ、オリンピックだけが目の敵にされるのか理解に苦しみます。

今まで日本人メダリストたちが誕生するたびに国民は一喜一憂し、多くの感動を共感してきました。私たちは、アスリートたちに多くの感動と勇気をもらってきました。

今やるべき事は乱暴に「中止にしろ」「オリンピックどころじゃない」と感情的になるよりも、どうやったら東京五輪を開催できるのか、どうやったら成功に導いていけるのかという議論ではないでしょうか?

マスコミの不要な煽動によって、東京五輪の開催の可否を問うのではなく、建設的な議論を多く人は望んでいるに違いありません。

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